屋上緑化
報道で、「鹿島建設(株)は千葉大学と共同で、建築廃棄物の再利用と生物多様性の保全を同時に実現する屋上緑化の新工法を開発した」との事(8月6日報道)。
培土(植物が育つ土壌)は土に瓦やカヤ、コンクリート廃材を配合したもので、従来の屋上緑化に比べて初期費用を半分以下(導入コストは1m2あたり1万円以下)と言う。通常の屋上緑化は樹木を植えるが、この場合空き地の様に放置して草地の環境を作る「ブラウンルーフ」と呼ばれる手法を用いる。この手法を用いると屋根の補強などがなくとも利用し易くなる。東北の建築廃棄物が少しでもこの工法で使われると良いな。
◆ブラウンルーフ(Brown Roof)
屋上緑化は省エネルギーだけでなく生物の生育場所になりうる。
ブラウンルーフとは、「屋上に川原・草原・ブラウンフィールド(市街地の更地)を再現し、雑草や自生の植物を育て、生物が生息できる屋上(生息地)」の事である。
この手法の方法には幾つかある。
環境の再現:近隣の川原・草原・ブラウンフィールド(市街地の更地)を再現
自然植物:自然土壌、雑草、自生種の植物とする
灌水:管理をほとんどしない
生育地:多様な生物の生育地を造る。
例えば、培土の厚さを変化させる、多様な土壌や土粒子を用いるなど。
今日(8月7日)は立秋、暦の上では秋になる。でもまだまだ暑い夏となっている。暑さへの見舞いは、今日から「暑中見舞い」でなく「残暑見舞い」となる。
今日のお花は、「残暑見舞い」で、見た目も名前も涼しげなハツユキソウ。葉に白い縁取りが入り、花も小さいながら白花で、雪を被った様な姿。
ハツユキソウ(初雪草)
別名:ユーフォルビア (Euphorbia)
ユーフォルビア・マルギナタ
(Euphorbia marginata)
スノーオンザマウンテン
(Snow on the mountain)
トウダイグサ科ユーフォルビア属
非耐寒性一年草
原産地は北米
丈は50cm~100cm
開花は7月~10月、花径は数mm、花色は白
花より緑と白の葉色を鑑賞する
切り花で、切り口から出る乳白色の乳液には注意が必要。皮膚に炎症を起こす事がある。特に目には入れないように。
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