報道によると、「ドイツ南部のジュラ紀後期(約1億5500万年前)の地層から、小型の獣脚類である新種の肉食恐竜化石を見つけたと、独ミュンヘン大などのチームが「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌オンライン版に発表した(7月2日)。」との事。
化石は、バイエルン州の石灰石採石場から出土したもので、極めて保存状態が良いと言う。化石は全長約80cmで、頭蓋骨や背骨が完全に固まっていなかったため、生後間もないと見られる。ほぼ全身が羽毛に覆われていたらしく、背中や腹に羽毛が確認され、リスの様に羽毛(長さ約3.5cm、直径約0.2mmの細い羽毛)の生えた尾を持っている。命名は、樹上性リスの学名「スキウルス(Sciurus)」に因み「スキウルミムス・アルベルスドエルフェリ(Sciurumimus albersdoerferi)」とされた。
骨の特徴から、メガロサウルス(広範囲に分布していた肉食恐竜、二足歩行で手に3本 足に4本の指、口の鋸歯が特徴)の一種に分類された。ティラノサウルスなどの大型肉食恐竜を含む獣脚類の祖先にあたる。
これまでは、コエルロサウルス類(小型獣脚類の一つ、特徴は三本指の前肢と細長い尾で、コエルロサウルス類の段階で恐竜は羽毛を持つように進化したとされる)のみで羽毛が発見されていた。”スキウルミムス”はコエルロサウルス類とはまったく異なる系統であるので、羽毛恐竜は珍しい存在ではなく、一般的だったとも考えられるとの事。
◆ジュラ紀(Jurassic period)
地質年代は、新しい時代から新生代(第四紀・第三紀)、中生代(白亜紀・ジュラ紀・三畳紀)、古生代(ペルム紀・石炭紀・デボン紀・シルル紀・オルドビス紀・カンブリア紀)、原生代、始生代、冥王代と区分される。
ジュラ紀は約2億年前~約1億4千万年前までの時代である。この時代は現在よりも温暖で降水量多く湿度も高かった。このため動植物は種類が増え、また大型化した時代でもある。
恐竜(地表に生息する爬虫類)は中生代の始め(三畳紀)に出現し、中生代に繁栄したが、末期(約6,550万年前の白亜紀末期)に絶滅した。因みに、小型の恐竜の一部が鳥類へ進化し、始祖鳥が現れたのはジュラ紀である。
全国各地は暑い日が続いている。でも今日の仙台は、猛暑日(最高気温35℃以上)・真夏日(最高気温30℃以上)・夏日(最高気温25℃以上)とならない23℃ととても過ごし易かった。
畑では雄大な花穂と剣の様な葉が特徴のグラジオラスが咲いている。数年前に色々な花色を植えたがいつの間にか1・2色だけになってしまった。
グラジオラス
別名:オランダアヤメ
唐菖蒲(とうしょうぶ)
アヤメ科グラジオラス属
原産地はアフリカ・地中海沿岸
江戸時代末か明治の始めに渡来
草丈は40cm~100cm
主な開花期は6月~8月
花は長い穂先に上から下までに咲かせる
(花は片側だけにつくのが多い)
花色は、赤・白・桃・黄・青紫
園芸品種には、春咲き(早咲き)と夏咲きがある。一般に、グラジオラスと呼ぶのは夏咲きである。春咲きは早咲きグラジオラスと呼ばれることがある。
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