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畑の”ジャガイモ”に花が咲きだした

2019-06-15 | 園芸
 今日の天気は、朝から小雨。風が穏やかで、気温は低く最高気温20℃程とか・・少し寒い。明日も雨の予報だが、今日より強い降雨のようだ。雨の中の畑作業、”ズッキーニ”の受粉・・のみ。
 畑の”ジャガイモ”に花が咲きだした。花色は白・黄・淡紫色などであるが、畑の”ジャガイモ”の花は紫。品種は、ピルカ。収穫は来月(7月)始めかな。因みに、ジャガイモの花は夏(季語)です。
 ◆ピルカ
 情報公開日:2010年6月28日  農研機構・北海道農業研究センター
 ばれいしょ新品種「ピルカ」
 水煮適性が優れる多収の青果用ばれいしょ新品種
 ポイント
  皮がむきやすく、煮くずれが少ないので、水煮料理に向き、特に家庭での調理に最適です。
  食味は「男爵薯」と同じくらいの美味しさです。
  ばれいしょの主要品種「男爵薯」や「メークイン」に比べて収量が多い上、ジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持っています。
 ◆ジャガイモ
 南米アンデス山脈の高地が原産と言われ、ヨーロッパ大陸に伝えられたのは15世紀~16世紀(インカ帝国の時代)。日本には、17世紀初め頃にオランダ船によりジャカルタ港より運ばれた。これが、ジャガタラいもの名の由来。当時は観賞用として栽培されたという。馬鈴薯(ばれいしょ)の名の由来は、ジャガイモの形が馬につける鈴(馬鈴)の様だからとの説がある。
 食用とするのは地下茎(塊茎、いわゆるイモ)である。イモの日に当たって緑色に変色した部分や芽が出てきた部分には毒(グリコアルカロイド:ソラニン、チャコニンなど)が発生しているので、その部分は除去して調理する。
 ジャガイモ
 別名:馬鈴薯(ばれいしょ)、ジャガタラいも
 英名:potato、potatoe
 学名:Solanum tuberosum L
 ナス科ナス属
 多年草


 ”ジャガイモ”が日に当たって緑色に変色した部分や芽が出てきた部分には毒(グリコアルカロイド:ソラニン、チャコニンなど)が発生している、と言われる。チョット古い報告(2016年7月26日発表)であるが、「ジャガイモの毒合成する遺伝子を特定」の報告。
 理化学研究所環境資源科学研究センター統合メタボロミクス研究グループの梅基直行上級研究員、斉藤和季グループディレクター、大阪大学大学院の村中俊哉教授、神戸大学大学院の水谷正治准教授らの共同研究グループは、ジャガイモに含まれる有毒物質であるソラニンなどの「ステロイドグリコアルカロイド(SGA)」の生合成に関わる遺伝子「PGA1」と「PGA2」を同定し、これらの遺伝子発現を抑制するとSGAを作らなくなるとともに、ジャガイモの萌芽を制御できる可能性を発見した。
 ジャガイモは塊茎(かいけい)の緑化した皮の周辺と塊茎から出る芽にSGAが高濃度に蓄積される。SGA含量が少ないと“えぐみ”などの嫌な味の原因となり、SGA含量が多くなると食中毒を引き起こす。そのため、ジャガイモのSGA含量を低く抑えることは、ジャガイモ育種において重要かつ不可欠である。
 また、ジャガイモには収穫後数か月間、成長や発生が一時的に停止する「休眠期間」がある。休眠後に萌芽が始まるため、1年以上の長期保存はできない。したがって、萌芽の制御は年間を通して生産を行うジャガイモ加工業にとって大きな課題である。
 SGAはコレステロールを出発物質として生合成されることが知られているが、SGAに至るまでの生成機構は明らかになっていなかった。共同研究グループが、SGAが多く蓄積される芽と花で多く発現する遺伝子を解析したところ、「PGA1」と「PGA2」を発見した。そして、「PGA2」はコレステロールを22-ヒドロキシコレステロールに変換する22位水酸化酵素をコードすること、「PGA1」は22-ヒドロキシコレステロールを22, 26-ジヒドロキシコレステロールに変換する26位水酸化酵素をコードすることを明らかにした。
 また、「PGA1」と「PGA2」の発現をそれぞれ抑制した遺伝子組換え植物体から収穫したジャガイモのSGA含量は、どちらの遺伝子を抑制した場合も非遺伝子組換えジャガイモよりも極めて低下していた。さらに、予想に反して遺伝子組換えジャガイモは休眠期間が過ぎても萌芽しなかった。加えて土に植えると萌芽し始めた。
 以上の結果は、「PGA1」と「PGA2」の遺伝子発現を抑制したり、ゲノム編集で遺伝子を破壊したりすることで毒がなく、かつ萌芽を制御できるジャガイモを育種できる可能性を示している。

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