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中国で2万年前の土器を発見

2012-08-20 | 学問

 6月末(6月29日)の発表だ。
 北京大や米国などの研究チームが「中国・江西省の洞窟遺跡で、約2万年前(世界最古)の土器片を発見した」と発表した。
 土器は中国の江西省にある仙人洞遺跡で発見された。洞窟からは280個以上の土器の破片が出土。破片は土器の縁の部分などで厚さ0.7cm~1.2cm位、表面を整えたり模様を付けたりしている。多くの破片に焦げた跡があり、チームは「現生人類の祖先が、料理に使ったのではないか」と推測している。破片が出土した地層を詳しく調べ、地層に含まれる動物の骨や炭などの炭素を解析し、地層は氷河期の約19000年~20000年前と結論付けた。(炭素による年代測定については、H24.8.3ブログで)。
 これまでの土器が生まれた理由の有力説は、約16000年前頃の氷河期の寒さも和らいで食べられる植物(カシ・ブナなど)が出てきた。この様な植物を煮炊きして食べるために土器が生まれたという説だ。今回の発見の土器が2万年前とすると、2万年前は氷河期のピークであり、土器の誕生に別の理由を考える事となるかもしれない。
 ◆これまでに古いとされる土器
 中国の玉蟾岩(ぎょくせんがん)遺跡土器 約18,000年前
 青森県太平山元(おおだいやまもと)遺跡土器 1万6,500年前
 ロシアのグロマトゥーハ遺跡土器 約15,000年前
 南アジア・西アジア・アフリカでの最古土器 約9,000年前
 ヨーロッパでの最古土器  約8,500年前

 

 梅田川沿いの道の路肩に植えられている緋色(ひいろ:やや黄色みのある鮮やかな赤)のサルビア。一般にサルビアと呼んでいるのは”サルビア・スプレンデンス”で、鑑賞用で良く植えられている赤色の花のサルビアである。
 サルビアは、”シソ科サルビア属”の植物の事で、その総数は500種以上と言われる。例えば、ホットリップスはサルビア・ミクロフィラで、ムラサキセージはサルビア・ガラニチカであり、”サルビア・スプレンデンス”だけが属名のサルビアで呼ばれている。

Salvia08201  サルビア
 (サルビア・スプレンデンス)
別名:緋衣草(ひごろもそう)
   スプレンデンス
英名:Salvia
シソ科サルビア属
常緑多年草だが1年草と扱う
原産地は南米、明治中頃に渡来
丈は30cm~50cm(矮性種)
開花時期は7月~10月
筒状の萼(がく)から花(唇弁)が伸びて咲く
花はすぐ終るが同色の萼が残るので、長く咲いている様に見える
花色は、紫・白・サーモンピンク(園芸品種)などがある。ユニークなものでは、白(萼)と赤(花)の”トーチライト”がある。


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