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有機化学の権威ある「ロジャー・アダムス賞」が山本尚教授に贈られる

2016-08-27 | 学問
 米国化学会が設立した有機化学分野で権威ある賞「ロジャー・アダムス賞」が、中部大の山本尚教授(73)に贈られることが決まった(8月22日)。授賞式は来年4月に米国・サンフランシスコで行われる。
 山本教授は、有機物同士の反応を活性化する触媒を研究し、「キラル・ルイス酸触媒」という触媒を世界に先駆けて提案、その有用性を実証し、「分子性酸触媒」という新分野を開拓した。
 山本教授
  1967年京都大学工学部工業化学科卒、71年米国ハーバード大学大学院博士課程修了
  京都大学工学部講師、名古屋大学工学部助教授などを経て83年同大学工学部教授
  2002年米シカゴ大学教授、10年に中部大学(学長付き)教授
  2011年から同大学分子性触媒研究センター長、12年から総合工学研究所長をそれぞれ兼任
  2007年に日本学士院賞を受賞、2016年5月から日本化学会会長を務めている
 ロジャー・アダムス賞は、2年に1度選ばれる。日本人ではノーベル化学賞を受賞した野依良治氏に続き2人目である。受賞者29人のうち11人がノーベル化学賞を受賞している。
 ◆ロジャー・アダムス賞(The Roger Adams Award)
 アメリカ化学会(ACS)が隔年で授与する化学の賞。有機化学における卓越した業績に対して贈られる。
 1959年に設立され、賞金は25,000ドル。
 最近の授賞者
 2001年 野依良治
 2003年 アルバート・エッシェンモーザー
 2005年 Jerrold Meinwald
 2007年 サミュエル・ダニシェフスキー
 2009年 Andrew Streitwieser
 2011年 ロバート・グラブス
 2013年 デヴィッド・エヴァンス
 2015年 Larry E. Overman
 2017年 山本尚

 昼前は小雨、午後から曇り。迷走台風10号、お天気も迷走、畑作業も迷走。
 空地で”ヨウシュヤマゴボウ”の花と実を見つけた。秋近くなると良く目にする雑草だ・・秋が近い。果実はぶどうの様に沢山付き、熟した実を潰すと赤紫色の果汁が出る。この汁は強い染料となり、インクベリー(Inkberry)とも呼ばれる。秋には紅葉し、紅葉や果実の付いた枝が綺麗なので花材に使われることがある。でも、”ヨウシュヤマゴボウ”は毒草で、毒はアルカロイド(神経ホルモン様)、サポニン(界面活性作用があり細胞膜を破壊)などで、毒性は根が最も強く、果汁には少ないと言われる。もちろん、食べない様に、果汁も直接皮膚に触れない様に。
 ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
 別名:アメリカヤマゴボウ
 ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
 多年草、丈は2m程になる
 原産地は北米、明治後に雑草化した帰化植物
 開花時期は6月~7月
 熟した実は黒く、ブルーベリーに似る


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