進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

強風の中、獲ったこいつはハイブリッド!?

2023年01月25日 | NEO390 釣行記

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1月22日、寒波の始まり…。

気温は低いですが、風の予報がかなり弱くなったので、

予定していた高滝湖ワカサギ釣りを撤回し、

外房にボート釣りに出かけました。

内陸部にある高滝湖は最低気温零下が予想され、

リールのスプールや竿のガイドが水滴で凍ってしまう可能性もあります。

それに比べれば海の水温は下がっても15℃くらいありますから、

風さえ穏やかなら寒さは海の方が感じないかな、と。

海の方が動く釣りですしね。

 

この日は日の出に合わせて前回より20分ほどゆっくり出かけたため、

いつものコンビニは肉まんの準備が完了していました(笑)

 

途中高滝湖の近くを通過した時の外気温は-3℃。

このくらいだとガイドなどが凍結するか微妙ですね。

-5℃だと確実に凍りますけど。

 

海辺は暖かいと期待したのですが、

現地の気温は1℃でした。

この辺りではかなり低い気温です。

それよりも、問題は風でした。

予報とは違い、けっこうな北東風が吹いています。

これは相当厳しい環境での釣りになりそうですね。

 

NEOタダノさんは既に準備完了。

夜間航海灯を点けて日の出前に出航する作戦ですね。

今年お初のコジ丸さんも参戦。

風が強いことを気にしていました。ケンマリーン艇ですからね。

初のNEO390新艇さんも夫婦?で参戦。

「ブログ読んでいます」と挨拶いただきました。

良かったらコメント残してくださいね。

 

天候は御覧の通り。

この日は太陽は期待できません。

体感気温はかなり低めで推移するでしょう。

 

シャローの水温は15.6℃でした。上々です。

これならばトップの可能性もあるでしょう。

 

前回西のポイントに行って不発、東に向かったツッシーさんに大差をつけられました。

悩んだのですが、この日も西を選択。

自分の感を信じましょう。

もちろんキャスティングです。

投げる、投げる!

2流し不発で、「やっぱり東だったかな…」と不安になった3流し目、

「ヌルッ」

と魚が触ったような感触が伝わってきた後に、

「ズンッッ!」

と重量感が手元に伝わるアタリ。

少し水面下であたったようで、海面が盛り上がったり、魚がジャンプすることはありませんでした。

目視していないのでサイズはわかりません。

しかし、テンションを上げるに十分な重みが手元に伝わってきています。

「おりゃ、おりゃ、おりゃ・・・・

 ・・・、おりゃ、おりゃーっ!」

いつもなら3回ぐらい大アワセを食わらせるのですが、

今回はさらに一呼吸置いて2回追加しました。

どうしても獲りたい2023年のトップヒラマサ!

主導権は握りました。

敵が暴れ出す前にロッドを立てて、竿尻をお腹につけることに成功、

後は最初の突っ込みを力づくで抑え込むのみです。

「グググーッ!」

来ました!

ガチガチにドラグは締めこんであります。

「さあ、来い!お前のMAXパワーを見せてみろ!」

「グググー―――ッ、フッ・・・」

「???」

なんと、5回の大アワセでまさかそれはないと思っていたフックアウト。

敵のMAXパワーを体感することなく、勝負は終わってしまいました。

ボーゼンとするぐっちゃん。

アワセは完璧でした。

主導権も取りました。

おそらく10kgくらいまでのヒラマサなら負ける要素はない、

めったにないできすぎた展開だったのですが、

かかりどころが悪かったようです。

「負のスパイラル!?」

前回からの流れで、これから獲りなおす運は持ち合わせていません。

その後も8:30過ぎまで西→東と移動しながら投げ倒したのですが、

再度トップでヒラマサが微笑んでくれることはありませんでした。

 

朝から吹いている北東風は、時間が経っても落ちることなく吹き続けています。

沖に行くには、かなりの波と飛沫を覚悟しなければなりません。

終始キャスティングを通すのも選択肢のひとつですが、

どこかでジギングにスイッチすべきでしょう。

キャスティングポイントを確認しながら少しずつ沖に移動。

ジギングポイントまで来ました。

「釣れない反応」は出ていますね。

ここまで来ると白波は立っているし、ボートはかなりの速度で沖に流されます。

最近ほとんどジグロストは無かったのですが、

真っすぐ落下しない難しい海で着底と同時に根がかりして、

虎の子の「おにぎりジグ」をロストしてしまいました。

高切れではなく、リーダーが擦れて切れたのでリーダーの結び直しはしなくてもOK。

これで高切れしていたら、もう諦めて帰ったかもしれません。

とてもリーダーの結び直しをする気になるような海況ではなかったんです。

今度は「マサムネ」をつけました。

 

飛沫を浴びながら何度か流し直しましたが、ジギングポイントでは結果が出ず。

これ以上沖に行くのは辛い海況ではありますが、

前回ツッシーさんがショゴを連発したポイントまで行きましょう。

再現性があるかもしれません。

 

やはりかなりデンジャラスな海です。

いつもなら操船でジグの落下角度を調整して真下に落としたりするのですが、

そういう操船をするとスターンに波が乗り上げることも。

前週の西から東に流されるのとは違い、

北から南に流されるので反応が出るのはピンポイントなのですが、

まずまずいい感じです。

頑張ってしゃくりましょう。

「ズンッ!」

朝とは違いジギングなのですが、

底から5しゃくり目くらいでまたも重量感があるアタリ!

「やはりここはショゴの通り道なのか?」

改めて大きくアワセを入れると、

ツインパワーSWのドラグが「ジジ―ッ!」と少し鳴りました。

50cmクラスのショゴでは鳴らない設定です。

少し大きいのか?

水深40m強、重量感があって巻き上げるのに時間がかかります。

でも、大パワーではありません。

ショゴならもう少し細かいアクションがあるはずですが、それもありません。

風でボートが流されるのも、魚の重量を重く感じさせているようです。

ようやく魚が見えました。

「あ、尾が黄色いな」

かなりスタイルが良いですが、これはワラサです。

70cm4kgくらいか。

この時期ならもっと太っていても良さそうですけどね。

その理由は帰宅後にわかります。

今年初ワラサなので自撮り。

でかく見えますね。

 

その後このポイントの近くには何艘かジギング船が来ました。

いずれもぐっちゃんが釣ったポイントよりも少し南東側でやっていましたね。

 

もう一本、と思って少し頑張りましたが、

どうにも釣り辛い状況と、下げ止まりになったのもあって、

岸寄りに移動することにしました。

この日もエビを持ってきていたので、

ひとつテンヤでお土産確保作戦です。

とは言え、岸寄りでも爆風でボートがかなりの速度で流されます。

ぐっちゃんはテンヤが真下に落下するように操船しながら釣りますが、

これが非常に難しい海況。

それでも1投目に、

良型のアカハタ。

これを数尾釣ればと意気込みましたが、

2投目に根がかりしてテンヤロスト。

ここで心が折れました。

体はそれほどでもありませんが、

手袋が濡れて手がかじかむほど冷たくなっています。

ほとんど使わす残ったエビは海に投げ入れ、

ストップフィッシングです。

内寸ピッタリなので70cmですね。

 

11:30に沖あがり。

実釣4時間半でした。

朝、出航場所でお会いした人たちはほとんどぐっちゃんより先に上がっていました。

まあ、あの海ならそうですよね。

 

燃料消費も6~7リットルというところでしょう。

 

12:30頃に帰路につきましたが、その時の外気温は5℃でした。

いつもなら冬でも片付けをしていると暑く感じるのですが、

この日はむしろ寒かったですから、それだけ冷えていたという事でしょう。

 

この日釣ったワラサですが、捌いてみたところ、

こんな色をしていました。

刺身にしてみると、

こんな感じ。

わかりますか?色と脂乗りがワラサじゃないんです。

ワラサならもっと脂が乗って色が濃いはず。

この身質と色はヒラマサですよ。

外観はこの時期にしては少しスマートなところ以外は完璧にワラサでしたから、

おそらくこの魚はハイブリッドだと思いますね。

ハイブリッドも、見かけヒラマサで中身はワラサ、というものと、

見かけワラサで中身はヒラマサ、というのがいるんですね。

ちなみに味もヒラマサでした。

朝イチのヒラマサバラシの補填だったのかな(笑)?

 

予想に反して酷い海(というか、元々の予報通り?)でしたが、

何とか青物の姿が見れたので良しとしましょう。

それにしても朝のあの1本、どんなサイズだったか見てみたかったですね。

次回の宿題としておきましょう。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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コメント (8)
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