水技研職員による授業の5回目です。
今回は海藻研究のエキスパートが来てくれました。
今は深層水科でサガラメなどを作っていますが、昨年までは下田市にある伊豆分場で毎日のように潜水調査をして海藻やアワビの調査をしていました。
今回は「海藻と海草の違い」や、藻場の役割、磯焼けについて説明してくれました。
生徒からは
「海藻は水深どのくらいまで生えているのか」
「食害魚のアイゴを食べないのか」
などの質問がありました。
【磯焼け】
藻場が消失する磯焼け。
伊豆ではカジメなどの大型海藻が枯れて、茎だけ残った姿が山火事の後のように見えることから磯焼けと呼んでいました。
今では藻場が無くなることを全国的に磯焼けと呼んでいます。
自然現象で無くなった藻場を人為的に回復するのは大変です。
静岡県は磯焼け対策では最先端の研究を行っていて、カジメやホンダワラ類の藻場回復で実績を上げています。
http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/izu/0005/12isoyake.html
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-430/sub3.html