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静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

滑車の原理を体験

2017年11月09日 13時15分41秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
11月の見学会は漁師.jpでもお知らせしています。
www.ryoushi.jp

実習の時間に滑車(かっしゃ)の勉強をしました。
小学校、あるいは中学の理科の復習です。
でも、今までの勉強は教科書によるもの。
学園では同じことをしませんよ!
実物を使い、実際に重たいモノを持ち上げ、その効果を体感します。

機関実習棟のクレーンを使い、滑車を取り付けます。

その下に、別の滑車を取り付け、動滑車(どうかっしゃ)のある、なしで重さの違いを一人一人確かめました。
定滑車(ていかっしゃ)と動滑車の働きの違いを体験しました。


さて、この滑車ですが試験に出ます!
航海4級で出題されます。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【定滑車と動滑車】
位置が変わらないのが定滑車、ロープを動かすと動滑車です。
定滑車は力の向きを変え、動滑車は必要な力を半分にします。
2種類の滑車を組み合わせることで、小さい力で重たいモノを上げることができます。
すごい発明ですよね。
機械で大きな力をだすことができない時代、滑車は大活躍しました。
今は見る機会が少なくなりました。

 園長のつぶやき
滑車は便利な発明ですが、欠点もあります。
動滑車を1個使えば、持ち上げるのに2人必要だった大きな魚が、一人で持ち上げることができます。
その代わり、持ち上げるスピードが半分になります。
ギア付の自転車に乗ると分かりますが、坂道用のギアでは軽く走ることができますが、スピードは出ませんよね。
それでは、スピードが命、カツオの一本釣りで大型魚を釣るにはどうするか?
....二人がかりで釣りあげます。場合によっては3人のことも。
この場合は、息がピッタリ合わないと釣りあげられません。
現在やっている釣り込み練習でも、二人がかりでの釣りあげも練習します。

コメント
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