AO式入学試験の追加実施を行います!
試験日は12月24日ですが、別の日の受験も可能です。
申請書はホームページからダウンロードしてください!!
六分儀(ろくぶんぎ)は天体や山頂など、海上から見える目印の高度あるいは水平方向の角度を測るための道具です。
これを使うと、自分のいる位置のうち緯度(赤道からどれだけ離れているか)が分かります。
さらに「天文歴」を使えば、経度も分かるので、海の上で自分のいる位置が分かります。
場所は水平線が見える場所・・・と言うことで水産技術研究所の屋上です。
太陽が水平線と同じ位置になるように調整して測定します。
GPSなどの電波を使った機器類がないときは、こうやって船乗りは航海していました。
これが天文航法です。
現在はGPSがあるので、六分儀を使う必要はありません。
じゃあ、知らなくても良いか?と言えば、それは別の話。
地球が丸くて自転していること。
緯度経度の意味を知ることにつながります。
実習船やいづの船上でも同じ実習があります。
静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html
園長のつぶやき
技術の日々、進歩しています。
今はスマホのGPS機能を使えばピンポイントで自分の位置が分かります。
六分儀のある船も減りました。
しかし、驚くなかれ!
熟練者が六分儀で測定すると、誤差約500mの精度で位置が計算できます。
揺れている船の上でですよ。
陸上での500mならともかく、大海原での500mです。
すごい精度です。あなどれません!
最新機器は便利ですが、問題もあります。
それは、どんな仕組みか分かっていなくても使えてしまうこと。
極端に言うと、太陽がどの方向から昇るのかを知らなくてもGPSで位置が分かります。
船乗りたる者、それで良いでしょうか?
と、そんな理由もあって見学者には「日の出の方向」を良くたずねます。
正解を言える人の方が少ないですよ。
太陽の動きを知ることは、地球が回っていることを理解することです。
いくら科学が進歩しても、基本的な原理は知っておく必要がありますよ。