遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
鹿児島入港と、上陸研修の様子です。
11月24日の主直は宮崎県からきた黒田くん。
この日にやったのは
タンツー 鹿児島入港作業
です。
「今日は、午前中にタンツーをしました。時々、波を被りながらの作業でしたが、皆元気に集中して、取り組めていました。休憩した時に、池野さんから差し入れのガリガリ君はとても美味かったです。池野さんに感謝したいです。
そして午後は、鹿児島港に入港しました。入港作業は、何をすればいいのか分からず、体が思った以上に動きませんでした。それに比べ、専攻科生は機敏に動いており、流石、専攻科生だと思いました。あの動きが出来る様になり、自分から率先して行動しようと思いました。
入港後の上陸研修では、鹿児島天然温泉に入りました。露天風呂は、最高でした。出港までに、もう一度入りたいと思うほどの温泉でした。そして、夜ご飯は、黒豚とんかつを食べました。今まで、食べたとんかつより、美味しかったです。出港まで、鹿児島を羽目を外さない程度に楽しみたいです。」
私が鹿児島にいたときは黒豚なんか聞いたこともなかったですよ。
今はおいしいものが増えたようです。
上陸研修に行く前の記念写真です。
11月24日の主直は伊豆出身の米山くん。
この日は一日、上陸研修でした。
「今日は、午前中バスでツアーをしました。
まず、維新ふるさと館に行きました。幕末の薩摩や日本の様子と明治維新を支えた偉人達の姿が展示されていました。ちょっとしたドラマを見て当時の人たちの葛藤を身を持って感じました。ゲームもありみんなで楽しみました。
次に仙厳園にいきました。世界文化遺産です。大名庭園で桜島と写真を撮りヂャンボ餅(両棒餅)を食べて来ました。
午後は自由時間で色々なところを周り、名物のしろくまを食べてきました。
とても楽しめました。これから調査になるので船酔いにビビらず気合を入れて頑張りたいと思います。」
書いてあるとおり、ここから多くの生徒が船酔いとの戦いです。
これも貴重な体験。
例年のように、全員が乗り切って欲しいと思います。
写真は鹿児島中央駅の「若き薩摩の群像」をバックに。
学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
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静岡県立漁業学園
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園長のつぶやき
黒田くんは学園生でも変わり種(だね)です。
宮崎県の水産高校(航海)を出た後、宮崎の漁船に就職。
しかし、大型船の機関員をめざして学園にきました。
水産高校に進学できない人の受け皿だったに、学園も変わったもんです。
学園生はもともと玉石混淆(ぎょくせきこんこう=良いものと悪いものが混ざっている様子)でしたが、近年は特に「玉」の人が増えています。
箱の中のミカンが一つ腐ると、まわりのミカンが腐る・・・といいます。
これ、逆もあるんですよ。
学園では、日夜がんばる生徒がいます。
同じ寮生活を送っていますから、それがほかの生徒に影響します。
自然にほかの生徒もがんばるようになるんですよ。