11月26日の主直は知事との意見交換で発言した片野くん。
茨城県出身です。
この日にやったのは
退船訓練 餌の積み込み
です。
「退船訓練では、大石先生からえひめ丸の事故の事を聞いて、訓練の大切さを学びました。退船時に携帯するタオルや毛布は、暖をとるだけでなく、救命筏の中に入り込んだ海水等を排出するのにも役立つことを知りました。
餌の積み込みでは、大量の鰯が入ったバケツを速やかに隣の人に渡す必要がありますが、次々とバケツが渡される慌しい状況だったため、バケツから鰯がこぼれてしまいました。鰯は、逃げようとするためか蓋にコツコツと当たり、蓋をしっかり押さえていないと一気に出てくるので、余計に慌てました。
鹿児島を出港してから数時間のうちに数名が船酔いになり、私も少し酔いました。沖に出るとどれくらい揺れるのか楽しみです。船酔いに早く慣れるように、頑張りたいです。」
イワシをバケツリレーで運ぶのにもコツがあるのがわかります。
写真はイワシ積み込みです。
写真中央でバケツを受け取ろうとしているのが片野くんです。
11月27日の主直は知事との意見交換で発言した溝邊くん。
長野県出身です。
この日にやったのは
漁具の準備 タンツー ヘルメットにフェイスガードの取り付け 活餌管理
です。
「今日は昨日に引き続き、漁具の準備をした。船が揺れていてやりにくかったが、何とか今日で全部の漁具を作ることが出来た。
また、今日から活餌管理が始まった。死んだ鰯のにおいは強烈で、船酔いとのダブルパンチで吐き気がとまらなかったが、根性で乗り越えた。死んでしまった鰯の量を棒測りで測ったが、慣れていないせいか時間がかかってしまい、ご飯の準備にも遅れてしまった。次からは、もっと素早く終わらせたい。
さらに、3日間連続で、タンツーをやった。火山灰にまみれた哀れな床を仏のような慈悲の心で綺麗にしてあげた。床は相変わらず何も言わず、大村先生や久保田先生の叱咤の声だけがひびいていたが、休憩中に園長先生からいただいたウィダーインゼリーに救われた。ありがとうございました。」
「床は何も言わず」って、文学的な表現する余裕がありますね!
本当に、臭いで船酔いになるんですよ。
一般に船は機械油の臭いがするので、それで気持ち悪くなります。
それならまだしも、腐った魚の臭いは強烈です。
写真はハネ(カツオ一本釣りに使う竿)を仕上げている様子です。前から三番目が溝邊くんです。
学科試験のないAO式入試を追加実施します。まだ間に合いますよ。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html
静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html
園長のつぶやき
昨夜のNHKニュース7でスマホなどのゲーム依存について紹介がありました。
多くの若者が、深刻な状況となっています。
遠洋航海実習はスマホの電波が届かない海の上です。
それでも、生徒たちが生き生きと実習をしています
スマホやパソコンのオンラインゲームでは、「一人」でいくらでも時間が潰せます。
しかし、人間は群れで生活する動物です。
ずーと一人で生きていくは困難です。
現実の世界では、自分以外の人がストレスになることも多いです。
しかし、それ以上に喜び、楽しみが周りの人から得られます。
実習中の生徒たちを見て、みなさんはどう思いますか?