毎年おなじみ、水産技術研究所から講師を呼んでの授業です。
第1回は何かと話題のサクラエビ。
サクラエビがどんな生物か?
どんな漁業をしているか?
などが説明されました。
サクラエビですが、日本では駿河湾でしか漁獲されません。
「漁獲されない」と言うことは、
「漁業が出来ないレベルで、他にもサクラエビはいる」
と言うことです。
こんな魚種は他にもあります。
例えばホタルイカ。
静岡県でも、まれに定置網に入ることがあります。
大発生したんですね。
でも、ふだんは少なくて、ホタルイカの漁業は出来ないんです。
環境変化でホタルイカが駿河湾の名産に・・・
と言う可能性もゼロではありません。
写真がさびしいので、学園の一日のスタート写真。
寮の前で点呼、体操です。
みんな元気です。
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
今年度の見学会の日程もご紹介しています。
園長のつぶやき
近年よく使われるようになった言葉の一つに「無理」があります。
会話ではよく使われます。
みなさんはどうですか?
「無理」いくつかの意味がありますが、会話で使われるのは「するのが困難な場合」が多いです。
例えば
「漁師になるのは無理です」
など。
私は、このような使い方に違和感があります。
「無理」にはニュアンスに自分の気持ちを通り越して、世の中的な判断が意味されるからです。
だからこそ、簡単に使うべきでない言葉だと思います。
逆に言えば、近頃の「無理」は軽く使われるようですが、
背景には「自分の意見ではなく、世の中の意見ですよ」との主張が込められているんでしょうか?
どちらにしても。
できるか、できないか・・・本来は簡単には分かりません。
漁師になれるか、なれないか。
どうしたら断定できるんでしょうか?
「無理」と口にすると、「もうできません」と敗北宣言したことになりませんか?
世の中での「無理」の使い方はともかく、私はなるべく使わないようにしています。
できるか、できないか?
可能か、不可能か?
私ならダメでも、別の人ならできるかも知れません。
「無理」という言葉で、可能性を潰さないようにしたいと思っています。