静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習の状況報告5日目(1月17日分)

2021年01月21日 22時16分49秒 | R2遠洋航海実習

15日から、毎日行われている甲板磨き(ワッシュデッキ)。

学園では、「タンツー」と呼ばれています。
ベテランの職員に聞いても、そう呼ばれる由来ははっきりしません。
漁船では使われていない呼び方だそうですが、帆船でのデッキ磨きでは今でもそう呼ばれるそうです。

大変なタンツーも、集中して取組んでいる間は船酔いを感じないと聞きました。
そうしているうちに、船酔いが克服されていきます。

主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。

「今日は午前中にロングプープデッキのタンツーを行い、午後は長澤教官による、カツオの生態についての説明とブリッジデッキのタンツーを行いました。
カツオの生態についての説明では、これから釣るであろうカツオの種類と、それらの英語での名前を教わり、キハダやトンボなどが、どこのあたりに生息しているか分かる分布表を見ました。とても勉強になったと思います。
午前と午後のタンツーでは、酔っている人もいたけど全員一生懸命頑張って擦っていたので、とても良かったです。
休憩時間に卒業生や学園の先生方が差し入れて下さった飴やウイダーinゼリーをいただきました。
すごく身にしみました。自分も学園を卒業したら、来年の学園生にこの航海で役に立ったものを差し入れていきたいなと思いました。
早く就職してカツオを釣りあげたいです。」

とのこと。

差し入れに対する、感謝の気持ちがよく伝わってきました。
カツオを釣る体験ももうすぐです。

※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験が終了しました。前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。

  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠洋航海実習の状況報告4日目(1月16日分)

2021年01月20日 22時12分17秒 | R2遠洋航海実習

漁獲したカツオを冷凍するための機械類にトラブルが発生しました。
急遽、焼津に緊急帰港して修理し、直ちに再出港しました。
短時間で修理できたことは幸いでした。

主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。


「今日は、昨日故障した№2冷凍機の修理の為、焼津港に帰港し緊急入港しました。
僕がワッチの時に冷凍機がちょうど故障して機関長や一等機関士まで起きてきて故障の原因をみんなで考えて修理しようとしていました。
僕も船に乗り機関が故障したら寝ていても起こされ、修理にあたるんだなと思いました。
現場に出たらこのような事もあると思うので、とても良い経験になったと思いました。
午後はカツオを釣る時に使うまき餌のイワシ管理をしました。
船ではこれを活餌管理というみたいです。
活餌管理は死んでしまったイワシをポンプで吸い死んだイワシの量を計算して魚槽の中にいる残りのイワシの量がどれくらいあるか調べる作業です。
操業が始まったら誰よりも大きなカツオを釣ってやろうと思う気持ちでいっぱいです。
頑張るぞ! 県庁鈴木さん激励ありがとう。」

とのこと。

早くカツオを釣りたいというわくわくする気持ちが伝わってきます。
漁場に着くまでもうしばらくです。

なお、慣れない生活に頑張っている生徒に対し、県庁水産振興課の担当者から、激励文が届きました。
少しでも励みになったとしたら幸いです。

 

※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験の願書受付が終了しました。
  前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。

  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠洋航海実習の状況報告3日目(1月15日分)

2021年01月19日 22時59分09秒 | R2遠洋航海実習

カツオ一本釣り用の餌にする活きイワシを前日の14日に積込み、活餌管理が始まりました。
多くの活きたイワシを管理するのは、神経を使います。

主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通りです。


「今日は12日に乗船してから一番体を動かした日だと実感しております。 
活餌管理において130杯の鰯でかなり大変と思ったのですが、民間船はこれの約8倍もの鰯を管理します。
私は鰹船に乗るので、活餌管理の大変さを知れて良い経験ができたと確信しております。
さらに今日はタワシでデッキをひたすらに磨く作業(タンツー)を行いました。
デッキと睨みあいながらひたすら磨く作業は、船酔いを誘発させるので一生懸命やるほどに船に適応している感じがして、とても喝が入りました。
しかし15日の今日は航海の序盤です。これから想像もできないトラブルや困難があると思いますが、それらを乗り越え、海の男としてさらに向上できるように頑張ります。」

とのこと。

卒業後は遠洋カツオ船に乗り込むことを希望している生徒です。
強い気持ちが入った感想が寄せられました。


※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験の願書受付が終了しました。
  前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。

  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠洋航海実習の状況報告(1月15日)

2021年01月18日 23時28分43秒 | R2遠洋航海実習

遠洋航海実習の2日目(1月14日分)。

カツオ一本釣り用の餌にする活きイワシを積み込むため、姫路市地先にある、家島という島に向かいました。

主直(当番)の生徒から送られてきた日誌の内容は、下記の通り。
少しは船酔いにもなれ、周りを見る余裕も出てきたようです。

「昨日は船酔いをしている生徒が多かったけど、今日は瀬戸内海の航路で波が穏やかで、皆元気に行動していました。明石海峡航路見学では明石海峡大橋がとても大きく、迫力があって凄かったです。家島ではカツオ釣りに使うカタクチイワシをバケツ130杯、生徒全員でバケツリレーをして運びました。生徒一丸となってやったのであっという間に餌入れが終わりました。次に漁具を準備しました。学園で用意してきたナイロンの長さと実際の長さが違い、その場で調節してハネを準備したので「これが現場か」と思いました。鳴門海峡見学は思っていたより潮が速くなかったけど、しっかり渦が出来ていました。
まだ航海は始まったばかりだけどこれからも船酔いに負けず頑張りたいです。」

とのこと。

日誌によると、瀬戸内海の水温は約10℃。
手際よくイワシを積み込み、これから暖かい南の海に向かって航海が始まります。


※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験の願書受付が終了しました。
  前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。

  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠洋航海実習の状況報告(1月14日).

2021年01月15日 22時38分33秒 | R2遠洋航海実習

昨日(1月13日)、焼津港を出港して始まった遠洋航海実習。

これから寄港するまでの間、日々の遠洋航海実習の状況について報告していきます。

航海1日目、生徒から送られてきた内容は、下記の通り。
船酔いに苦戦している様子が伝わってきます。

「出航式では、家族の方が見送りに来ていただき、応援の言葉などをもらいとても勇気が湧いてきました。
初めてのことばかりで、わからないことだらけですが頑張っていきたいと思います。
今は、船酔いでとても苦しんでいる状態です。早く慣れ動けるようになりたいです。
船酔いは想像以上に辛く帰りたくなります。学園生活がどれだけ幸せなことなのかを今、船内生活で実感しています。」

とのこと。

試練を乗り越え、今月末には一回り大きくなって元気な姿で帰ってきてくれることを祈念しています。

.


※ 中学卒業生以上(見込みを含む)を対象とした一般入試前期試験の願書受付が終了しました。
  前期試験の結果、入学定員に達しない場合は後期試験を実施します。

  詳しくは、ホームページ https://gyogaku.com/recruitment/
  をご覧ください。

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする