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斜里へ行った。風を感じることの幸福。オホーツク小さな旅(103)

2020年07月12日 10時02分54秒 | つれづれ日録
(承前)

 気がふさぐ日々が続いています。

 7月10日。
 お休みをとって、斜里まで日帰りの旅に出ることにしました。

 この1カ月ほど北海道は天気が悪いことが多く、晴れているうちに行っておきたかったのです。

 なお、最初に述べておくことにしますが、おなじオホーツク管内といっても、遠軽から斜里までの距離を、今回の小旅行であらためて痛感しました。
 公共交通機関で4時間ほどかかります。ということは、札幌よりも遠いくらいなのです。

 朝8時半過ぎの普通列車で出発。
 2輛編成の「キハ40」系ディーゼルカーです。

 高校生の通学時間帯が済んでいるので、1輛に6人前後しか乗っていません。

 群青色のモケット(シート)は筆者が子どもの頃から変わっておらず、なつかしい感じです。
(もっとも、筆者が小さい時分には、まだ背もたれが木の古い客車が走っていました)

 さすがに「JNR」のロゴが中央に入った天井の扇風機は、いくらか近代的な設備(ウインドファン?)に切り替えられていました。
 筆者は窓を小さくあけて、風を感じながら列車に揺られていました。

 夏の風はとても心地よいものでした。
 じぶんの幸福感がこれほどまでに風と結びついているとは、この年になってはじめて知りました。

 しかし、持参したパソコンをときどき開いて、仕事の残りをやりながらの汽車旅でした。

 出かける前は、さまざまな心配事があたまの中をふさいでいましたが、風に当たっていると、そういう悩みや思いわずらう気持ちは、すこしずつとけていくようでした。


 長いシリーズになりそうな気がしますが、おつきあいください。
 アートの話もけっこう出てくるはずです。



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