北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

赤石蘭邦さん死去 書家

2009年11月25日 22時30分24秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2009年11月25日社会面によると、旭川在住の書家、赤石蘭邦らんぽうさんが亡くなりました。92歳でした。

 赤石さんは旭川師範学校(現道教大旭川校)時代から金子鴎亭(「鴎」は正字)に師事。1951年に日本書道美術院賞を受賞した、と記事にあります。

 また「札幌の書」(さっぽろ文庫)によると、戦後いち早く1946年、北海道書道文化連盟展の旗揚げに参集。この団体はほどなく終息しますが、1955年に始まって現在に続いている北海道書道展の第1回に近代詩文の審査員として参加します。

 筆者は晩年の飄逸、朴訥とした書風しか見ていません。また、ご本人を存じ上げておりません。
 ことし5月の北海道書道展には、招待作家として
「夏あをき中にひろがるガラスの香」
という近代詩文を出品していました。

 北海道書道展の第1回審査員の訃報が続きます。これで、14人のうち、現在もご存命なのは、小樽の宇野静山さんだけでしょうか。
(中野北溟さんは第1回展で会員推挙)

 ご冥福をお祈りします。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。