札幌の美術家で、モノタイプ版画から出発して近年はインスタレーションへと表現の領野を広げている澁谷俊彦さんの個展。
活発に制作・発表を続けていますが、いわゆる「ギャラリー」での個展は、今年はこれが唯一になりそうとのこと。
7月には「茶室 DE アート」もあります。
2月、モエレ沼公園で発表した「SNOW PALLET」は劃期的なものでした。
雪を用いた作品なのに、雪像ではない。
光を取り入れた作品なのに、ダン・フレンヴィンのように電灯などを持ち込んだわけではない。
北国ならではの作品なのに、北国らしい意匠を取り入れて事足れりとしたものではない。
雪を生かしつつも、これまでにないアートになっていたことは、ほんとにすごいと思います。
さて。
季節は春。
前回まで、雪原や建物の床など白い世界に展開してきた澁谷さんですが、副題から推して、こんどは新緑の世界になるのでしょうか? ふたを開けてみないとわかりませんが。
2011年5月18日(水)~29日(日)10am~6pm(最終日~5pm)、火曜休み
GALLERY 創(札幌市中央区南9西6 地図F)
□澁谷俊彦オフィシャルサイト http://toshihikoshibuya.com/
□Toshihiko Shibuya blog http://blog.toshihikoshibuya.com/
■Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
■澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
■澁谷俊彦個展-青い雫09-
■澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月) ■つづき
■渋谷俊彦個展(07年11月)
■絵画の場合展(07年1月)
■渋谷俊彦展-瞑想の森-(06年9-10月)
■絵画の場合2005
■絵画の場合2004
■渋谷俊彦展-大地の記憶(04年)
■渋谷俊彦展-森の鼓動(03年)
■渋谷俊彦展(02年)
■二人展「交差する座標軸」(02年、画像なし)
・市電「山鼻9条」から約100メートル、徒歩1~2分
・地下鉄南北線「中島公園」から約400メートル、徒歩5分
・ジェイ・アール北海道バス「啓55」「啓56」「啓65」「啓66」で「南9条西7丁目」から約210メートル、徒歩3分
・じょうてつバス「南9条西11丁目」から約740メートル、徒歩9分
(7、8系統の定山渓、豊滝方面行きは通過します)
・中央バス「中島公園入口」から約700メートル、徒歩9分
(札幌駅-平岸-西岡4条14丁目の路線のみ)
※ト・オン・カフェから約560メートル、徒歩7分です