北海道美術ネット別館

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2024年12月15日。くもり時々晴れのち雪

2024年12月16日 11時06分58秒 | つれづれ日録
(承前)

 11日の日帰り道東大旅行に続き、12、13日も外出していたため、14日はさすがにくたびれて、家でゴロゴロしていました。

 15日は日曜日で、最終日を迎える展示がたくさんあるので、是が非でも外出しなくてはなりません。
 
 効率的にまわるためには、朝早くからあいている遠くの会場にまず行くのが一番です。

 1カ所目は、地下鉄南北線北24条駅から札幌サンプラザへ。
 第21回「北区のアーティスト展」を見ました。
 区内の26人が30号以内の絵画・版画を1点ずつ出品していました。
 相変わらず、団体公募展の会員・会友が中心の人選(いずれにも所属していないのは佐藤武さん、中橋修さん、松浦章博さん。市橋節こさんは全道展会友だったはずですが退会したのでしょうか)で、だんだん出品者の年齢層が上がっています。今回「地域特別枠として北海道芸術デザイン専門学校の生徒2人の絵画も2点展示されていました。 
 15日で終了。

 北24条駅バスターミナルから中央バス東営業所行きに乗り、元町駅で降車。
 地下鉄東豊線にひと駅だけ乗って、環状通東駅から茶廊法邑 さ ろうほうむらへ。
 
 2番出口から環状通を歩いて、本龍寺の角を曲がり、大友公園の前を通っていくのが通例ですが、この日は、なんだかふだんと違う道筋を行ってみたい日だったのでしょうか。
 4番出口を出て、ドコモショップの角を左折し、札幌村郷土資料館から農協の裏手をまわって、南側から歩いていきました。

 茶廊法邑では「table & objects Takaaki Kosaka Solo Exhibition」。
 流木や金属といった異質な素材を組み合わせて作ったテーブルやパーティション、オブジェなど。
 長くデザイン分野で活動してきた作者だけに、非常に洗練されたつくりになっています。
 16日まで。

 茶廊法邑の店内には、クリスマスのコーナーもしつらえられています。
 薬の、捨てられてしまうケースをリサイクルして作品を作る法邑美智子さんが飾り付け、テーブル上にはおなじみの作家(内海眞治さん、紅露はるかさん、佐々木ひとみさん、吉成祥子さんなど)のグッズなどが展示販売されています。こちらは25日ごろまでの予定。
 
 環状通東駅から乗った東豊線を、めずらしく北13条東で降りて、北13条通りを西に向かって歩きます。
 秀岳荘で三浦奈津美写真展を見るつもりだったのですが、日程を勘違いしていて、会場では撤収作業の真っ最中でした。14日までだったんですね…

 北12条駅から地下鉄南北線と東西線でバスセンター前駅へ。
 市民ギャラリーに行きました。
 「札幌市民芸術祭 第75回 市民美術・書道展」と「SAORI & MAYUMI レース切り絵2人展」を見ました。

 後者が、市民ギャラリーのサイトに掲載されていないのは不可解ですが、はさみで作っているとは思えないほど精緻な切り絵で驚かされました。ただし、意地悪な見方をすれば、また日本に新しいお稽古事と家元制度が誕生したといえなくもありません。
 15日で終了。 

 南1条通りを西にまっすぐあるき、Y商店創成橋店で、特濃魚粉醬油ラーメン(醬油は醤油の正字)。950円。安定の味。
 昼時にもかかわらず、めずらしく店内はすいていました。

 バスセンター前駅から地下鉄東西線に乗り、西18丁目で降車しました。

 この日で最終日を迎える北海道書道連盟70周年記念展を見て、1時半から岡田大岬さんが講堂で講演するというので、聴きました。

■北海道書道連盟 創立70周年記念展 (2024年12月5~15日、札幌) - 北海道美術ネット別館

おもに道内の社中・グループの交流の場として、代表が1点ずつ出品して毎年開かれている書展。長く丸井今井札幌本店で開かれ、ギャラリー大通美術館・スカイホールの2会場態...

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 道立近代美術館は年内はこれで展覧会の全日程が終了。
 1月5日から企画展「星の時間」が始まります。


 いま来た順路を戻り、バスセンター前駅から「0地点」へ。
 
 本間洸多「DRAGON CARNIVAL」。
 筆者はモンハンなどのテレビゲームはほとんどしないし、題の由来になっている Acid Black Cherry の曲も聴いたことがなく、いささかとっつきにくい絵画展でした。
 ただ、1階奥にあった大作は、色とりどりのうねる曲線が画面いっぱいに重なり合い、おもしろい画面だと思いました。山本雄基作品のもたらす酩酊感・没入感に通じるものがあります。
 15日で終了。

 4度目の地下鉄東西線で大通へ。
 富士フイルムフォトサロン札幌で北海学園大学 I 部写真展を見た後、カフェビストロ+ギャラリー・オマージュで。やまのわ個展「とばりの内で巡る花」
 全道展で2年連続受賞を果たし、版画展(日本版画協会主催)でも入選している新鋭。
 正面性の強い女性像ですが、ありきたりなイラストレーションにとどまっていないのは、女性の長い衣服に花などの意匠が重なり合い、奥行きのある不思議な世界を作り出しているからでしょう。

 それにしても、やまのわさんの描く女性はみな、涙をこぼしているように見えるのですが、どうしてかな。
 前田麦さんの人物(悪魔)が目から炎を上げているのと、ちょうど反対ですね。

 16日まで。
 オマージュのギャラリーは年内はこれで終了。
 新年は1月15日から音羽紅子個展がラインナップされているようです。

 大通駅→中島公園駅。
 ト・オン・カフェでやすいともみ展「Switch」。
 ライトスタンドへのカバーと、紙作品がメイン。
 布に刷るシルクスクリーンとはまたちがったやさしさが漂います。
 15日で終了。

 中島公園駅→地下鉄琴似駅。
 カフェ北都館ギャラリーで、北海道教育大学岩見沢校油彩画研究室それぞれの窓展。
 小品展です。太田香さんといなべみのりさんの作品がなくて、ちょっとさびしい(いなべさんは研究室が違うんだっけ)。坪井明花さんは、裸の赤ん坊でなく、服を着た子の絵でした。
 16日まで。


 この日訪れたギャラリー・美術館は、秀岳荘北大前店を除いて9カ所。
 12月に入ってからは、計39カ所になりました。

 ちなみにこの日は2万1331歩でした。


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