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■浅井憲一 鉄の彫刻―春かける (2022年3月2日~4月1日、札幌)

2022年04月04日 22時08分10秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 札幌の鉄の彫刻家、浅井憲一さんの個展の、閉幕ぎりぎりに飛び込みました。

 冒頭画像は「春かける 向こう側の風影」。
 鉄の棒を溶接して組み上げた実物大の馬です。
 向こう側が透けて見えます。

 右側に、作者に立ってもらったのは、作品の大きさが一目で分かるようにと考えたため。
 よく会場に入ったなあと思わず感心してしまうほどの大きさで、迫力十分です。

「馬って、大きいですよね。以前、実物大のシカを作ったので、できるだろうと思っていたら、タイヘンでした」
と浅井さんは笑います。
 昨年9月に着手し、途中、孫と遊ぶ期間などを経て、個展が始まる直前に完成したそうです。

 ほかに「疾走」と題した馬が2点、「牡鹿」3点、「牛」2点、「馬」2点の小品計9点が展示されていました。
 また、井上浩二さんが撮影した、浅井さんの制作風景の写真7枚も壁に並んでいました。


 筆者は1996年ごろ、札幌グランドホテルの「アートステージ」(グランビスタギャラリーを出て右手、図書室手前の廊下に置かれた白い台はその名残)に浅井さん作の、躍動する馬が置かれていたと記憶していたのですが、浅井さんによると、もっと以前の、86年ごろではないかとのこと。
 当時の同ホテルにはアートに理解のある人がいたようです。


2022年3月2日(水)~4月1日(金)午前11時~午後7時(最終日~5時)、土日祝休み、
グランビスタギャラリー(中央区北1西4 札幌グランドホテル grand1934.com/event/ )


□AZプロジェクト az-tetu.com

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