北海道美術ネット別館

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■不思議の国のアリス展 ~ルイス・キャロルのお伽の世界~ (1月7日で終了)

2010年01月21日 21時44分00秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 最初におことわりしておくが筆者はルイス・キャロルのファンでもないし特にこだわりもないので、それほど深いことは書く用意がないので、ご承知置きを。好きな人は、ほんとに好きだからなあ。

 そもそも、中学校の英語の教科書に

Alice In Wonderland

という題で出ていたので、そういう原題なんだとばかり思っていた。
 この会場で初めて正しい題を知った。

Alice's Adventures In Wonderland

なんですね。

 まあ、その程度の人間なので…。

 もちろん、初版本など、貴重な展示物はけっこうあった。
 でも、表紙だけ見ても…。
 1冊ぐらい開いて展示してくれたらもっと良かったのに、と思う。

 というのは、昔の欧洲では、装丁は本の所有者が自ら発注するのがしきたりだったという話を、荒俣宏氏の本で読んだことがあるからだ。
 この時代はどうだったんだろうなあ。

 終わりごろに並んでいたダリの挿し絵は貴重。
 何枚もあるのに、青虫みたいには出てくるのに、アリスとおぼしき少女はまったく出てこない。やはり常人とは違うんだと思う。

 各国語に翻訳された本もあった。ロシア語の訳者は、ウラジミル・ナボコフというのが、出来すぎ(笑)。

 会場を出たところに、アリスの衣裳を着て記念撮影が500円でできるコーナーがあった。うちの娘はこういうのが好きなので、連れてくれば良かったと後悔。会場内にも何カ所か記念撮影OKの場所があって、冒頭の画像は、そこで撮ったものである。
 だいたい、百貨店がおおっぴらに写真撮影を許可してくれること自体、あまりないのである。


2009年12月27日(日)-10年1月7日(木)10:00-7:00(12月31日は-4:30。1月2日は9:00-7:00、最終日-6:00)、いずれも入場は30分前まで。元日休み
三越札幌店本館10階特別会場(中央区南1西3)


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