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■藤沢レオ 柱の研究・モエレ山山頂 (2021年7月22日~8月29日、札幌) 7月22、23日(3)

2021年08月25日 08時30分06秒 | 展覧会の紹介-現代美術
(承前)

 ここまできたら、モエレ山のてっぺんに登らないわけにはゆきません。

 この山にのぼるのは、2017年の札幌国際芸術祭以来、4年ぶり。
 自動車に頼りがちな地方暮らしが長くなり、すっかり足腰が衰えた自分をすこし情けなく思いながら頂上を目指します。



 この夏の北海道は異常な少雨で、草もすっかり色あせていました。



 頂上にあった作品は、ガラスのピラミッド内にあった木と異なり、金属製。
 高さは4メートルほどです。
 権威を帯びたモニュメント的な形姿になることを、作者は注意深く避けているように思えました。さすが。

 筆者は疲れて、うかつにも気がつかなかったのですが、台座の一部が途切れて、レオさんが、モエレ沼公園全体の設計者である世界的彫刻家イサム・ノグチに寄せた言葉が刻まれています。

 General summit for imagination
 G.S.I. dedicate it to MR. NOGUCHI

 
 さすが東区の最高峰、ガラスのピラミッドや「つどーむ」などが一望できます。

 ここに作品を設置することで、今回の藤沢レオ展は、空間的な広がりをいっきに獲得できたのだということができそうです。

(過去の関連記事へのリンクなどについては、前の項を参照してください)




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