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■木村初江 手創りの器たち (2013年12月10~15日、札幌) 12月14日ギャラリー回り(7)

2013年12月15日 01時01分01秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト

 筆者が北見に行っている間に、札幌の陶芸家木村初江さんは活動を本格的に再開していた。



 1990年代からゼロ年代半ばまで、木村さんは道内でも最も精力的に制作・発表を行っていた陶芸家の一人だったといって過言ではないと思う。
 既存の陶芸にこだわらないモダンな感性とどこか古代を思わせる意匠で作る食器や花入れ。
 その一方で、ペーパークレイなどを駆使して、宇宙のイメージを織り交ぜて展開するインスタレーション。

 一時期、活動を休んでいたが、今年から北海道陶芸会に復帰するとともに、北海道女性工芸「一の会」への出品も再開した。


 今回は、冒頭の画像にあるように「注器」、つまり、注ぎ口にあるうつわに力を入れたとのこと。

 右の画像の中央は、今秋の北海道陶芸会展に出品した陶板。

 灰色を基調にした色合いは変わっていないが、壁掛けの花入れに見られるように、明るい黄色なども取り入れ、変化をつけている。

 来年は、丸井今井札幌本店や、石の蔵ぎゃらりぃ はやしでの個展も決まっているとのこと。
 ちっとも年を取らずに制作を続けている木村さんの姿を見て(向こうもそう思っているかもしれないが)、なんだかホッとしたのであった。


2013年12月10日(火)~15日(日)午前10:30~午後6:30(最終日~午後4:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)

 
□あとりえHK http://atelierhk.sapporocity.info/

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