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Sapporo Design Week 屋台開発プロジェクト・展示(11月4日で終了)

2007年11月04日 23時18分33秒 | 展覧会の紹介-CG、design
 11月1日から4日まで札幌各地でひらかれた「Sapporo Design Week」の催しの中で、屋台開発プロジェクト・展示「産・官・学ものづくり連携」と銘打たれたこの催しだけは案内状が来たので、最終日に行ってきました。
 たぶん、筆者が、昨年の「札幌デザイナーズウイーク」で、会場の内田洋行北海道支社に、あかりの展示を見に行って、同社の人に名刺を渡していたんだと思います。

 会場に展示されていたのは、屋台の模型3つと、コンセプトボードなど。
 模型は、これから制作する実物の5分の1の大きさで、ほんものの屋台にちょこんとのっかっていました。ほんものは、昨年の「デザイナーズウイーク」に同支社が参加した際、デザイナーの南雲勝志さんが設計したものです。これを同ウイークに参加して、見た札幌市立高専の学生たちが
「私たちもつくりたい」
と申し出たのがきっかけで、プロジェクトが始まったのだそうです。
 これは、同高専がデザイン・設計を、内田洋行北海道支社が企画を、それぞれ担当し、実際につくるのは、札幌市デジタル創造プラザ(=ICC)に所属する中小企業集団「ものづくり工房」という、三者共同の取り組みになりました。

 模型を見ると、3つはそれぞれ、内田洋行、ICC、同高専で使われることを想定して設計されているそうで、とくに、高専用のものが、キューブを積み重ねたような斬新な形状をしていました。冬場には、屋外で「あかりオブジェ」としても使われるほか、映像作品の発表など、これまでにない使い方も考えられているようでした。
 実物は制作中で、3つのうち2つは、今月22日の10:00-16:00におなじ会場でひらかれる、内田洋行の新製品などの展示会「UCHIDA FAIR 2008」でお披露目となります。ただし、これは招待状が必要のようです。

 北海道は冬が厳しいため西日本などとくらべると「屋台」というものの社会への浸透度はいまひとつです。
 ただ、今回の展示を見て
「そっかー、屋外にこだわらなきゃいいんだー」
と思いました。 


07年11月1日(木)-4日(日)10:00-16:30
内田洋行北海道支社「ユビキタス協創広場U-cala」(中央区大通東3)


 ところで、この4日間、Sapporo Design Week のさまざまな催しが展開されましたが、筆者は1、2、4日は仕事、3日は「絵画の場合2007」ギャラリートークのため、ほとんど足を運べないまま終わってしまいました。
 ただ、いずれにせよ、事前PRがちょっと遅かったのでは-という気がします。来年はもうすこしいろいろ回れたら-と思いました。


(画像は、地下鉄東西線大通駅の、デザインウイークをPRするショーウインドウ)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
屋台、ですか (taku)
2007-11-05 23:02:55
デザインウィークはいろいろまわりましたが、
内田洋行は時間切れで行けませんでした。
屋台、ですか。変わったテーマですね。しかも屋内で?
あ~見たかった

確かに、PRが“遅かった”というのもありますし、
“地味だった”ような気がします。
知らないで来ないのと、知ってるのに来ないというのは、
全然意味が違いますからねぇ。
たぶんほとんどの人は開催してることすら知らなかったんじゃないでしょうか。
デザインは暮らしの中で現在進行形。死んでから評価されるのはマズイですから。


・・・自分に言ってるようなものです。
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屋台 (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2007-11-05 23:56:49
今回展示されていたのは模型でして、きっと実物は今後、札幌高専=市立大の催しなどに登場すると思いますよ。

デザインウイーク、「地味」だったとはぜんぜん思いません。
ただ、冊子がばらまかれたのが10月末で、道新の別刷りが出たのが11月1日だったので、もう少し早く知りたかったです。
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