北海道美術ネット別館

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2024年10月19日も外出●訂正、リンク追加あり

2024年10月25日 17時04分18秒 | つれづれ日録
 6日前のことなので、かなりわすれています。まずいな…。

 最近は週末に催しが多く、いそがしさに拍車がかかっています。

 帯広行きの疲れが抜け切れておらず、雨の降る中、出発。

 西岡3条5丁目でバスを降り、送電線の鉄塔の脇を東へ進んで、福住の「アートサロン細川」へ。「細川マルシェ」が開かれているので、ちょっとのぞいて、澄川ビールをちょっと飲みました。フルーティーな味でした。

 福住2条5丁目から中央バス「大谷地駅行き」に乗り、南郷18丁目駅で地下鉄東西線に乗り継ぎ。
 菊水で降りて、ギャラリー犬養へ。
 
 
 下の階では「幼年期の終り」と題して「飴屋晶貴 × Terusan 二人展」が開かれていました。

 飴屋さんは鉛筆画で、道外でも盛んに発表しています。
 相変わらず描き込みが細かくて、すごい。陰影のつけ方も鉛筆画の極致といった趣です。

 画像は右から「Strangers in the Night 4」「Strangers in the Night 5」。
 いずれも、頭部が犬などの動物になっている人間が登場しています。
 
 
 Tesusan さんは初めて拝見。
 プロフィルによれば「北海道在住」とのこと。
 飴屋さんよりは少し大きめの紙に、鉛筆のほかガッシュやアクリル、パステルなどを用いています。
 リアルな画風は飴屋さんと共通するところもありますが、こちらは2人展の題(アーサー・C・クラークのSF小説の古典)に由来するのか、ひと昔前のSFっぽい世界を描いた作品がいくつかあります。

 画像左「可視光線」は、月面とおぼしき風景の向こうに、巨大な人が現れます。宇宙服・ヘルメットの上部に「CCCP」とあるのは、ソビエト連邦をあらわす「USSR」のロシア語表記。1980年代以前のSF映画のテイストが謎めいていて、楽しくもあります。
 一方で、口を手でふさがれる女性の顔を小さな窓越しに描く「うしろ向きの祝福」は、どこかヒチコックを思わせます。

 上のフロアは道教大で彫刻を学んだ卒業生たちによる「立体作品展 Heykel VI」。
 板本信雄、及川千春、梶田みなみ、澁谷知愛、清野佳彦、土田琢磨、引山絵里の7氏。
 梶田さんは今回も独自の空想世界。
 澁谷さんは猫のための「じゃらし観音」。
 土田さんは若いころの作品も出していました。
※澁谷さんのお名前が間違っていましたので、修正しました。たいへん申し訳ありませんでした


 菊水駅に戻り、東西線で円山公園駅へ。 

 Retara Space で仲村うてな個展。
 何の変哲もない街の風景などを写実的に描いた日本画7点。
 この日はギャラリートークでした。聞き手は、札幌大谷大の先輩にあたる葛西由香さん。

 歩いてすぐの所にあるギャラリー愛海詩えみしで、日本工芸会正会員の木工作家、甲斐幸太郎作品展
 クスノキなどの器などを見ると、やはり北海道にはない素材と表現だなと感じます。

 
 円山公園駅→西18丁目駅。

 南5西11のトラムニストギャラリーで「The Way I am 重なる道 佐藤雅子写真展」。
 
 佐藤雅子さんは東京在住の山岳写真家。
 札幌に親類が多いことから、初めてこちらで開催することになりました。

 画像の左は北アルプスでとらえた星空で、よく見ると遠くに富士山が見えています。
 ぼんやりした三角形の光芒は、右半分が冬の銀河(天の川)、左半分は黄道光です。黄道光がこんなにはっきりと写るのは珍しいです。

 佐藤さんが父親の遺品を整理していたら、北アルプスの写真が出てきたそう。そんなことをしていたとは生前、全く知らなかったとのことで、今回は亡父のモノクロ写真もおりまぜて展示していました。
 
 以上いずれも20日まで。

 
 佐藤さんとの話が弾んだため、タクシーを拾って、中島公園にある豊平館へ。

 豊平館ほうへいかんでは「第10回北の聲アート賞」の贈呈式

第10回北の聲アート賞 - 北海道美術ネット別館

10月19日の夜、北の大地で革新的な文化創造や優れた感性に満ちあふれた現代的な作品づくりをしている表現者や団体におくる「北の聲アート賞」の贈呈式が、札幌・中島公園の...

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 次いで、CAI03で、高橋喜代史個展のオープニングのギャラリートーク。
 この続きは別項で書きたいと思います。


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