(承前)
3.スペシャリティカーという分野
スペシャリティカーあるいはスペシャルティカーという車の分野は、すでに絶滅しつつある。
ようするに、乗用車をベースにスポーツカーっぽくデザインしたものである。
マツダRX-7、日産フェアレディZ、トヨタ・スープラなどがひたすら走りを追求するスポーツカーであるのに対し、このMX-6や、プレリュード、日産シルビア、日産180SX(ワンエイティ・エスエックス)、トヨタ・セリカなどは、デートのときに男が運転して、助手席の女に「わー、かっこいい」と言わせるために存在する車なのである。
ほかにも、カローラレビン、スプリンタートレノ、サイノス、カレン、ユーノスプレッソなどなど、いろいろあった。
考えてみればスペシャルティカーというのは、旧来の性役割分担を色濃く残した車であるといえる。
MX-6も、助手席側だけ、日よけの裏に、化粧直し用の小さな鏡がついているのだ(こんど乗る車は、運転手側にもついている)。
「女イコール助手席」という車のタイプが滅んでいくのは、必然的な時代の流れであろう。
70年代のときにスーパーカーブームがあり、筆者の世代なぞは
「流線型で2ドアクーペ」=「車高が低い」=「かっこいい」
という図式が体にしみついているのであった。
なお、先ほど挙げた車種で現在も販売されているものはフェアレディZだけである。
いまの若者は、車高が低かったり流線型の車を美しいとは思わない。
トヨタBBや日産バサラのような四角い車や、RVなどにかっこよさを感じているようなのだ。
これは、エレキギターをかっこよく感じるか、ラップをかっこよく感じるか-とおなじぐらい、世代によって、埋めがたい感性の溝が横たわっているように思える。
さらにいえば、現代の若者は、正社員になる率が低くなって可処分所得が減り、高額な買い物ができにくくなっている上に、携帯電話にお金を吸い取られて、そもそもあまり車に興味を示さなくなっているようなのだ。
若者の暴走事故、ずいぶん減りましたよね。
というわけで、時代は変わり、子どもはでかくなる。
筆者もクーペを手放すときが来たのである。
さよなら、MX-6。
3.スペシャリティカーという分野
スペシャリティカーあるいはスペシャルティカーという車の分野は、すでに絶滅しつつある。
ようするに、乗用車をベースにスポーツカーっぽくデザインしたものである。
マツダRX-7、日産フェアレディZ、トヨタ・スープラなどがひたすら走りを追求するスポーツカーであるのに対し、このMX-6や、プレリュード、日産シルビア、日産180SX(ワンエイティ・エスエックス)、トヨタ・セリカなどは、デートのときに男が運転して、助手席の女に「わー、かっこいい」と言わせるために存在する車なのである。
ほかにも、カローラレビン、スプリンタートレノ、サイノス、カレン、ユーノスプレッソなどなど、いろいろあった。
考えてみればスペシャルティカーというのは、旧来の性役割分担を色濃く残した車であるといえる。
MX-6も、助手席側だけ、日よけの裏に、化粧直し用の小さな鏡がついているのだ(こんど乗る車は、運転手側にもついている)。
「女イコール助手席」という車のタイプが滅んでいくのは、必然的な時代の流れであろう。
70年代のときにスーパーカーブームがあり、筆者の世代なぞは
「流線型で2ドアクーペ」=「車高が低い」=「かっこいい」
という図式が体にしみついているのであった。
なお、先ほど挙げた車種で現在も販売されているものはフェアレディZだけである。
いまの若者は、車高が低かったり流線型の車を美しいとは思わない。
トヨタBBや日産バサラのような四角い車や、RVなどにかっこよさを感じているようなのだ。
これは、エレキギターをかっこよく感じるか、ラップをかっこよく感じるか-とおなじぐらい、世代によって、埋めがたい感性の溝が横たわっているように思える。
さらにいえば、現代の若者は、正社員になる率が低くなって可処分所得が減り、高額な買い物ができにくくなっている上に、携帯電話にお金を吸い取られて、そもそもあまり車に興味を示さなくなっているようなのだ。
若者の暴走事故、ずいぶん減りましたよね。
というわけで、時代は変わり、子どもはでかくなる。
筆者もクーペを手放すときが来たのである。
さよなら、MX-6。
うまいっ。
往年のスポーツカーのかっこよさは、まさにエレキにシビレる(古いね)感覚です。今、幅をきかせてるRVやら背の高い2ボックスカーは、まさしくラップやヒップホップというイメージです。スケボーやスノボ(スキーではない)、MTBを積んでるような。
では、エコなハイブリッドカーは何に相当するのでしょう。これこそ私の大好きなテクノポップ?いや、フォークトロニカとかいうチリチリした音楽かな(半可通)。
クルマのことはほんとよく分からない僕ですが、マツダはこだわりというか、強いメッセージのある作り手ですよね。
ちなみに我が実家のクルマ、物心ついた頃にはコロナでした。赤いクーペ。まさに僕の父世代がシンパシーを感じたスタイルなんですよね。今もオデッセイに乗っています。
(でも確実に存在します)、
現在の「人気モデル」には魅力を感じませんね。
大きなワンボックスカーやRVなどに、
爆音のヒップホップをかけて、
一人で乗っている様子を見ると、
何か犯罪を目撃してしまったような気分になります。
ハマーのどこがいいんだろう・・・。
でも、
時代も少しずついい方向に向かってきていて、
オーリスや新型のデミオなど、
僕の理想とする「コンパクトなスポーツカー」が、
ある程度実現化してきたなぁと感じております。
本命は別にいますが、
デミオはいつか手にしたいなぁと思ってます。
仲間になりますか?
昔っから…(苦笑)
2本でコメント9つ。すごい。
>sueさま
本職の方から「ジーンときます」などとおほめのことばをいただき、実にテレます。ありがとうございます。
わたしは、ニコン党ですけど、マツダ党というつもりはないんです。
ただ貧乏性で、まだ乗れる車なのにもったいない…と思ってたら18年が過ぎていました。
>わたじゅんさん
うまいでしょー。へへへ。
エコカー、ハイブリッドは、やっぱ「アンプラグド」じゃないすか?
>soramiさん
コロナにクーペの設定があった時代のことはさすがに知りませんでした。
というか、わが家は両親が運転免許を持ってないので、車選びにはノスタルジーが介在する余地がないんです。
>カリメロさん
おひさですー。
鎌田さんを見に今月中に函館に行くつもりなんですけど(行けるかどうか)。
>ヤナイさんが、車にこだわりがあったのは、初耳でした
そういや、鉄っぽいことはたくさん書いてきたけれど、車の話はあまりしてないですよね。
>y@5u5hiさん
デミオ、若いうちに乗るにはいいかもしれませんね。女の子にも受けそうだし。
軽量スポーツって、なんだろ。
MGかな。
>akaさん
やだ。
だって、akaさんの車って、バスでしょ(笑)。
この時期のマツダが私見ですが流麗で美しかった最後かと。
ちなみにカペラ・カーゴ(カペラワゴンに非ず)は
兄弟のテルスターワゴン含め平成2~5年車あたりを4台乗り換えました。
4台ともワインレッド。
今だにデザインと積載力と内装のポケット量は自分内1位ですね。
そして積載を考えなければ、MX-6は心底乗りたかったクルマ。
(別ベクトルでMS-8もコスモも魅力的ではありました)ああ、盛り上がるなぁ。
手放す前に一度乗せて下さい。
MX-6は意外と広いです。リアシートは貫通型なので、スノーボードなんかも積めるそうです(やったことないけど)。
まもなく手ばなしますが、筆者はその間、毎日仕事につきOshoさんを乗せることはできません。ご諒承を。
先日トヨタが世界一の販売だか何だかとニュースでやってましたが、「いいモノが売れるとは限らない」は日本だけじゃなかったんだと証明されましたね。マツダが絶対的にいいなんて言いません。買ったばかりなのにあちこち音を立てながら走る(!)なんて、トヨタ車では絶対にあり得ないでしょう。見えない所をしっかりする代償として分かりやすい所がおろそかになるのか、見えない所はいい加減でも分かりやすい所はしっかりしているのか? 究極の選択を突きつけられたかの様です。
でも、敢えて言います「マツダ車はいいんだ!」