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拓殖バスから十勝バスへ乗り継ぎ●十勝日帰りバスの旅(5)

2024年10月27日 11時14分10秒 | つれづれ日録
(承前)

 8日ぶりに十勝シリーズを書き継ぎます。
 今回はアートの話はなく、路線バスに1時間半乗った話です。

 拓殖バスの停留所標識は、札幌で見慣れている中央バスなどの停留所にくらべるとかなり背が低いです。

 しかも、後ろ側には何も書いていないので、歩行者は気が付きにくい。
 この「裏側は何もなし」は、道内ではほかに網走バスのバス停ぐらいしかないんじゃないかな。ちょっと不親切。 
 
 乗客は筆者のほかに、耳や目が弱っていそうな高齢女性がひとりだけ。

 車窓はこんな風景ばかり。
 植えられたばかりの秋蒔き小麦がまぶしい緑に光っています。
 
 
 乗り降りがまったくないままでしたが、音更町の十勝牧場の前にある「白樺並木前」というバス停から男女が乗ってきました。
 運転手が整理券を取るよう促していたので、ドアの近くにいた筆者もその旨を伝えると、すでに整理券を取っていました。
 女性のリュックサックに
「台湾から来ました」
という札がさがっていましたが、それなりに旅慣れた人たちのようで、終着のひとつ手前の「かじのビル前」でおりていきました。

 バスは田園地帯から、ロードサイド店舗が並ぶ音更町市街に入りました。
 しかし、だれも乗り降りする人はいません。
 
 
 拓殖バスのすごいところは、バーコード支払いに完全に対応していることです。

 運賃箱に整理券を入れた後、バーコードリーダーにスマートフォンのバーコードをかざせば、コンビニエンスストアなどでの買い物と同じように、運賃が引き去りになります。

 最近、熊本のバスが、交通系ICカードから脱退したことがニュースになりましたが、手間や費用のかかるICカードのシステム構築よりも、拓殖バス方式が主流になっていくのではないでしょうか。
 
 
 1時間余り、バスに揺られて、帯広駅バスターミナル(旧バスタッチ)に到着しました。

 近くのセコマでコーヒーを買い、到着14分後の1時18分、こんどは帯広・十勝方面を走るもう1社の路線バス会社である十勝バスの「1 循環線」に乗ります。

 ちなみに、「十勝バス」もバーコード支払いに対応しています。
 こちらは、スマートフォンであらかじめ車内のポスターのQRコードを読み取っておいて、運賃の額を自分で入力して運転手に確認してもらうという方式で、ちょっとだけ面倒です。
 
 
 バスは東大通ひがしおおどおりを南下しています。
 はじめて通る道で、やたらと緑地帯が広いなあと感服します。さすが帯広。
 
 拓殖バスと違って、乗客は十数人と多く、それぞれの停留所でひんぱんに乗り降りがありました。
 
 
 ひとつ乗り過ごして、西8条39丁目で降車。

 ふたつ合わせて1時間45分、77の停留所という長いバス旅を終えて、真鍋庭園に向けて歩き出しました。
 


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