プラハからいただいたメールによると
「9J」の外側の、ふだんはフライヤーなどが置いてある玄関ホールを作品にしてしまったのが西田さん。冒頭の画像です。題は「ポップラハ」。
大きな水玉の規則的な反復が、西田さんらしいです。
赤いタンクや、緑の毛布なども、作品の一部になってしまっているみたいですね。
白い壁を地にして、記号のようなクリアな線や点が散在しているのは、壁紙のようで壁紙でなく、絵画のようで絵画っぽくない、ユニークな作品になっていると思います。
左側は松隈さん「無題」。
写真の色がわるくてごめんなさい。
灰色や青系の中間色が絶妙にまじりあう抽象画です。
パレットだけでなく、キャンバスの上で色と色を混ぜ合わせています。
松隈さんはもう1点「無題」という小品を出しています。
右は笠見さんの「untitled」。
左は山根さんの「Paris」。
ベージュの地に、青の縦線がひかれているほかは、断続的な白い曲線や、緑、オレンジの斑点が全面に配されています。元気のいい線や斑点ではなく、なんだかいじけて置かれているような感じがします。
題からかってに察するに、これは地図、あるいは衛星写真のような作品ではないかと。
いかにも地図でございますという記号を配することなく、俯瞰的な感じを出すにはどうしたら-という問題意識で描かれたのはないでしょうか。
山根さんは「Etre hors la」という作品も出しています。(題のアクサンテギュとかはうまく表示されないので省略)
右は栗原さんの「雪国」。
股をひらいてだらしなく坐る女性? 頭部には、リボンなどのついた目だし帽をかぶっているようにも見えますが、ラフな筆使いなので、よく判別できません。
どこかリヒターなども思わせるタッチです。
栗原さんはこのかたちにこだわりがあるらしく、共同制作のドローイングでも類似のモティーフがずらりとならんでいました。
左は笠見さん「untitled」。
おなじみの、白と紫による作品。ミクロとマクロが交錯するふしぎな世界です。
右は内田さん「山」。
現代の風景画はどうあればいいのか-という感じで見ましたが、いま画像を見ると、人物画のようにも見えてきますね。
こちらも写真失敗。
西田さんルームのなかに掛けてある山根さんの絵「フランス女」です。
2階の一室には、共同制作したドローイングも、わりとラフな感じでならべてあります。
以下、3枚。
会場で知らない男性に
「いやー、micro.みたいだね。壁に直接描いたおしょうさんの見ました? きょうはこれからミヤシタによって、それからモエレ沼公園に…」
などと話しかけられました。
筆者は柿沼さんの作品には興味がないし、何度あいづちをうっても話が終わるきっかけがないので、機転をきかせて2階に移動しました。
1階にもどってくると、それまでいた若手作家さんたちがぞろぞろと外に出ています。
「モエレ沼公園に行くんです」
えー。
ぜんぜん話をきけずにおわってしまった…。
よって、上の文章はひじょうに舌足らずというか、幼稚な感想文になってしまっていますが、ご容赦ください。
07年8月11日(土)-13日(月)11:00-19:00
PRAHA2+deep sapporo 9J (中央区南11西13)
画家のO JUN氏が、東京千代田区の文房堂ギャラリーでも展開している企画展の、札幌編です。東京と札幌の、絵画を中心とした若手美術家が、7月30日から滞在制作します。東京から、内田佳子、栗原那津子、松隈無憂樹、山根一晃、札幌の笠見康大、西田卓司
「9J」の外側の、ふだんはフライヤーなどが置いてある玄関ホールを作品にしてしまったのが西田さん。冒頭の画像です。題は「ポップラハ」。
大きな水玉の規則的な反復が、西田さんらしいです。
赤いタンクや、緑の毛布なども、作品の一部になってしまっているみたいですね。
白い壁を地にして、記号のようなクリアな線や点が散在しているのは、壁紙のようで壁紙でなく、絵画のようで絵画っぽくない、ユニークな作品になっていると思います。
左側は松隈さん「無題」。
写真の色がわるくてごめんなさい。
灰色や青系の中間色が絶妙にまじりあう抽象画です。
パレットだけでなく、キャンバスの上で色と色を混ぜ合わせています。
松隈さんはもう1点「無題」という小品を出しています。
右は笠見さんの「untitled」。
左は山根さんの「Paris」。
ベージュの地に、青の縦線がひかれているほかは、断続的な白い曲線や、緑、オレンジの斑点が全面に配されています。元気のいい線や斑点ではなく、なんだかいじけて置かれているような感じがします。
題からかってに察するに、これは地図、あるいは衛星写真のような作品ではないかと。
いかにも地図でございますという記号を配することなく、俯瞰的な感じを出すにはどうしたら-という問題意識で描かれたのはないでしょうか。
山根さんは「Etre hors la」という作品も出しています。(題のアクサンテギュとかはうまく表示されないので省略)
右は栗原さんの「雪国」。
股をひらいてだらしなく坐る女性? 頭部には、リボンなどのついた目だし帽をかぶっているようにも見えますが、ラフな筆使いなので、よく判別できません。
どこかリヒターなども思わせるタッチです。
栗原さんはこのかたちにこだわりがあるらしく、共同制作のドローイングでも類似のモティーフがずらりとならんでいました。
左は笠見さん「untitled」。
おなじみの、白と紫による作品。ミクロとマクロが交錯するふしぎな世界です。
右は内田さん「山」。
現代の風景画はどうあればいいのか-という感じで見ましたが、いま画像を見ると、人物画のようにも見えてきますね。
こちらも写真失敗。
西田さんルームのなかに掛けてある山根さんの絵「フランス女」です。
2階の一室には、共同制作したドローイングも、わりとラフな感じでならべてあります。
以下、3枚。
会場で知らない男性に
「いやー、micro.みたいだね。壁に直接描いたおしょうさんの見ました? きょうはこれからミヤシタによって、それからモエレ沼公園に…」
などと話しかけられました。
筆者は柿沼さんの作品には興味がないし、何度あいづちをうっても話が終わるきっかけがないので、機転をきかせて2階に移動しました。
1階にもどってくると、それまでいた若手作家さんたちがぞろぞろと外に出ています。
「モエレ沼公園に行くんです」
えー。
ぜんぜん話をきけずにおわってしまった…。
よって、上の文章はひじょうに舌足らずというか、幼稚な感想文になってしまっていますが、ご容赦ください。
07年8月11日(土)-13日(月)11:00-19:00
PRAHA2+deep sapporo 9J (中央区南11西13)