北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

2024年11月8日。雪降りの翌日

2024年11月11日 09時20分51秒 | つれづれ日録
 7日は終日、雪がふりました。
 筆者はこういう空模様は苦にならないはずなのですが、どうも体が重たくてこの日はどこにも行かず。

 8日はなんとか車で外出。

 まず西岡の画廊喫茶「十字館」に行きました。

■山内裕美子個展 ~夜の瞬き~ (2024年11月1~9日、札幌) - 北海道美術ネット別館

先日、札幌大谷大の学園祭に行ったら、学生の小品絵画展会場の前で個展の案内状を配っている女子学生がいて、その熱心さにおどろきました。それが、先日まで西岡の画廊喫茶...

goo blog

 

 トマト味のシチュー(正確なメニュー名がわからない…)。
 やさしい味であたたまります。
 
 昼時なのに他に客がおらず、静かで落ち着くと思っていたら、常連とおぼしき高齢者が次々にやって来てにぎやかになりました。

 そのあとは、大通公園12丁目沿いのコインパーキングに車を入れて、市資料館とコンチネンタルギャラリーへ。

■河口真由美展―氷の溶けるスピード■河口真哉インスタレーション作品展 言葉の雨が心の中にいつも降っている。(後編)(2024年11月6~10日、札幌) - 北海道美術ネット別館

いま札幌で最も精力的に制作・発表を続けている画家のひとり河口真由美さん。コンチネンタルギャラリーでの個展は3年連続となりました。そのほか、今年だけでも春に、南区が...

goo blog

 

 資料館では、絵本とわたし展vol.9、「制作室」マット和子個展、ホイスコーレ札幌30期記念展、横内博子油彩画展を見ました。いずれも10日で終了。

 大きな部屋の「異彩~ISAI~」は、気合の入った写真グループ展。

 道内各地を中心とした風景や星景写真がメインで、ポートレート系ではありません。
 アイ@luck eye さんの、函館山頂上から市街に広がる雲海をとらえた縦構図の写真は、珍しいと思いました。
 馬淵翔さんの「朝焼けに染まるキハ40と噴火湾」は、おそらく渡島管内八雲町落部あたりの海岸段丘の上から、駒ケ岳と、海沿いの線路を走るディーゼルカーを写した1枚。札幌駅附近で通勤電車を撮った「夕陽に溶け込む鉄路」は、線路の彼方に手稲山が見えるんですね。これも知りませんでした。 

 こちらは17日まで開催しています(月曜休み)。


 4カ所目はカフェ北都館ギャラリー。
 「小林邦弘・太田れいこ二人展」を見ました。
 根室在住の小林さんと、全道展会員として活躍中の抽象画家太田さんの父娘展とのこと。

 小林さんは花などの静物画が中心です。
 略歴を見ると、法政大学で美術部に所属していたとありました。
 筆者の記憶に誤りがなければ、1950年代の法大美術部は田中忠雄(行動展と全道展の創立会員)を顧問に迎え、行動展に何人も入選者を出すなど、美大顔負けの勢いだったと聞いています。当時の部員の一人が、のちに札幌で活躍する岸本裕躬です。
 どうりで、筆運びが落ち着いているはずです。

 11日まで。

 ギャラリー門馬に立ち寄り、上ノ大作個展を見ました。
 陶芸家ですが、素材にこだわらずインスタレーション作品を展開する上ノさんの陶芸展は久しぶり。これは別項で書きます。

 札幌市中央図書館などに寄って、帰りました。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。