北海道美術ネット別館

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最近の札幌(2) 大通公園西12丁目、「北のまつり」の現況

2024年11月13日 08時08分00秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 話は飛んで、大通公園に面した西12丁目に「札幌第3合同庁舎」というビルがあります。
 公正取引委員会北海道事務所や北海道防衛局、札幌高等検察庁など、国の出先機関がたくさん入居しています。



 その庁舎前でなにやら工事が行われています。
 別に工事それ自体は珍しくないのですが、そこに立っている野外彫刻が、おもしろいことになっていたので、ちょっとご報告です。
関根伸夫「北のまつり」 -  北海道美術ネット別館

関根伸夫「北のまつり」 - 北海道美術ネット別館

日本の現代美術の歩みを書いた本をひもとくと、関根伸夫さんの名前はかならずといっていいほど登場します。それは、関根さんの「位相大地」という1968年の野外彫刻が、日本...

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 ここにあるのは、日本の戦後美術で必ず名前が出てくる関根伸夫さんの「北のまつり」という彫刻なのですが、上部がカパッと外れる仕組みになっているんですね。

 知りませんでした(←ふつうは知らないよね)。

 工事が終わったら、元に戻っていればいいのですが…。



 さて、大通公園を挟んで南側の話題。
 
 「西ビル」の1階では美容室が営業していますが、その南隣りの建物は、各テナントが出払って出入口がふさがれ、かなり末期的な感じが漂います。
 筆者はこちらも、高さが同じこともあり、西ビルの一部だとばかり思っていたのですが、別々のようですね。

 西ビル2階にはかつて「ザリガニヤ」というユニークな古本屋などがあり、おもしろいビルでした。

 再開発が急ピッチで進む札幌の中で、この大通~南1条西12丁目のブロックは、ほかにもお茶の中村園やスナダ薬局など、冬季五輪前から変わらない低層の建物がいくつか残っています。
 西ビルのある北東角も昔ながらの雰囲気です。だいたい「西ビル」という名前からして、建設当時はほかにビルが少なかったことの証左だと思われます。
 西ビルも、美容室以外はテナントが退去して減っているようです。
 いすれはこのあたりも様変わりしてしまうのでしょうか。





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