北海道美術ネット別館

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追記あり●2024年10月10日もちょっと変わった一日でした

2024年10月11日 19時11分52秒 | つれづれ日録
12日追記。らいらっく・ぎゃらりいで「國松明日香展 with Kelly Detweiler」を見たことを書き落としていました。失礼しました。
 

 大丸藤井セントラル7階のスカイホールは3室とも別内容。
 「香西信行 作陶展~愁炎2024/第1回 櫻井実奈子 桜花窯作陶展~山小屋からの小包」。
 香西こうざいさんは自然釉の灰がかぶったダイナミックな壺などが並んでいました。

■もみじ窯 香西信行作陶展 (2018年10月16~21日、札幌) - 北海道美術ネット別館

札幌の陶芸家でほぼ毎年、スカイホールで個展を開いている香西こうざい信行さん。自然の釉薬によるダイナミックな灰かぶりの作風で知られますが、制作の拠点である空知管内...

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 開催に協力してくれた後輩は初個展。シマエナガをあしらった器や、陶のアクセサリーなど、女性の視線が随所に感じられます。

 「豊島勢喜 油彩画展~街角の風景~」
 とにかく色彩が派手。絵の具箱に入っているすべてのチューブの色を使わないと気が済まないタイプなのではないかと思われるほどで、元気さに満ちています。
 パリとおぼしき海外の、たくさんの人が歩いている街路を描いた絵が多いです。

 「熊谷クニユキ建築パース制作50周年回顧展&SLと共に訪ねる昭和の故郷「夕張」展」
 建築パースは高層住宅の広告などでよく見かけるもの。透視図法できっちりと描くのが特徴です。
 一方「夕張」のコーナーは、蒸気機関車(SL)が走る旧国鉄や夕張鉄道の、若菜駅や登川駅などの風景を、CG(コンピュータグラフィックス)でよみがえらせたもの。おそらく元ネタになっているモノクロ写真があるのでしょうが、不鮮明な古い写真よりも懐かしさを感じるという人は多いかもしれません。

 というわけで、3室とも見て良かったです。
 

 さいとうギャラリーは「セピカ展」(村本千洲子さんの教室展)と後藤義治卒寿作品展。
 いずれも絵画。

 地下鉄南北線で北24条まで北上。
 画廊喫茶チャオで「31周年記念展・前期」。

 前期は11日まで。
 その後の日程は次のとおり。


 
 ランチも食べました。このボリュームで800円。
 メニュー名を聞いてくるのを忘れましたが、鶏肉です。

 この後、北14条の「みんなのいえ」に行くつもりでしたが、チャオで意外と時間がかかり、後回しにしました。

 午後はエルプラザで、札幌彫刻美術館友の会の役員会。

 終了後、ギャラリーエッセで「第2回 書 札幌北高卒の仲間たち展」を見て、土屋グループ本社ショールームギャラリーを経て、「みんなのいえ」に戻ったら、すでに閉まっていました。

 地下鉄南北線で大通へ。
 シアターキノに行き、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『リリー・マルレーン』を見ました。
 緊張感に満ちた場面が連続する、たいへんな傑作でした。
 ナチと反ナチス、通俗音楽とクラシック音楽、戦争と平和、規律と乱痴気騒ぎ…。そういったあらゆる二項対立を無化していくような混沌さと力で押していくファスビンダー映画に圧倒されました。


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