12日追記。らいらっく・ぎゃらりいで「國松明日香展 with Kelly Detweiler」を見たことを書き落としていました。失礼しました。
「香西信行 作陶展~愁炎2024/第1回 櫻井実奈子 桜花窯作陶展~山小屋からの小包」。
香西さんは自然釉の灰がかぶったダイナミックな壺などが並んでいました。
開催に協力してくれた後輩は初個展。シマエナガをあしらった器や、陶のアクセサリーなど、女性の視線が随所に感じられます。
「豊島勢喜 油彩画展~街角の風景~」
とにかく色彩が派手。絵の具箱に入っているすべてのチューブの色を使わないと気が済まないタイプなのではないかと思われるほどで、元気さに満ちています。
パリとおぼしき海外の、たくさんの人が歩いている街路を描いた絵が多いです。
「熊谷クニユキ建築パース制作50周年回顧展&SLと共に訪ねる昭和の故郷「夕張」展」
建築パースは高層住宅の広告などでよく見かけるもの。透視図法できっちりと描くのが特徴です。
一方「夕張」のコーナーは、蒸気機関車(SL)が走る旧国鉄や夕張鉄道の、若菜駅や登川駅などの風景を、CG(コンピュータグラフィックス)でよみがえらせたもの。おそらく元ネタになっているモノクロ写真があるのでしょうが、不鮮明な古い写真よりも懐かしさを感じるという人は多いかもしれません。
というわけで、3室とも見て良かったです。
さいとうギャラリーは「セピカ展」(村本千洲子さんの教室展)と後藤義治卒寿作品展。
いずれも絵画。
地下鉄南北線で北24条まで北上。
画廊喫茶チャオで「31周年記念展・前期」。
前期は11日まで。
その後の日程は次のとおり。
中期は13日(日)~20日(日)。21日(月)搬入搬出で休み。後期は22日(火)~30日。27日はパーティーのみ。3期とも正午~午後8時(日祝日6時)。
— 梁井朗 @北海道美術ネット別館 (@akira_yanai) October 10, 2024
中期は青舎又猫、市川雅朗、大本芳子、稲岡由美子、今田朋美、亀井ゆり、ニムエ・ヒロミ、本田滋、柳川育子、裕樹の各氏ら19人。後期はko-aya さんら19人
ランチも食べました。このボリュームで800円。
メニュー名を聞いてくるのを忘れましたが、鶏肉です。
この後、北14条の「みんなのいえ」に行くつもりでしたが、チャオで意外と時間がかかり、後回しにしました。
午後はエルプラザで、札幌彫刻美術館友の会の役員会。
終了後、ギャラリーエッセで「第2回 書 札幌北高卒の仲間たち展」を見て、土屋グループ本社ショールームギャラリーを経て、「みんなのいえ」に戻ったら、すでに閉まっていました。
地下鉄南北線で大通へ。
シアターキノに行き、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『リリー・マルレーン』を見ました。
緊張感に満ちた場面が連続する、たいへんな傑作でした。
ナチと反ナチス、通俗音楽とクラシック音楽、戦争と平和、規律と乱痴気騒ぎ…。そういったあらゆる二項対立を無化していくような混沌さと力で押していくファスビンダー映画に圧倒されました。