まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

秋の寺 カメラばかりが 威張り出す

2016年11月11日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は高気圧に覆われているため、晴れていた。気温は10.0度から17.8度、湿度は96%から64%、風は1mから4mの西北西の風が一時は強かった。明日の12日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるが、夜は気圧の谷の影響で曇る見込みらしい。

 

 今日は天気がいいので、久々に布団を干した。洗濯物も干した。二階部分に掃除機も掛けた。その後、またしても「山寺」に行ってみた。

 

 本坊庭園の方に回ってみると、三脚を立て、大きなカメラを据えているカメラマンが十数人。まだ、多い数ではないが本格派の人がいる。

 

 最近の冷え込みで紅葉が一段と進んだ様子。

 

 私は面倒くさいのが大嫌いだから、車には三脚も大中小と三本も積んではあるが、一度も立てたことがない。とにかく、流し打ちの速射連続撮影。ガチガチガチ・・・・と、シャッターを押し続ける。ぶれたら削除したらいい。気に入ったものだけ使えばいい。フィルムじゃないのだから、二千枚も三千枚も撮せるのだ。遠慮なんかいるものか。

 

 今日は暖かくなるという予報だったが、山寺さんはさすがに空気が冷たい。速射連写でポイントを押さえて撮って、すばやく山を下りる算段。

 

 風が吹くとハラハラと葉っぱは落ちるが、そんなにたくさんの落ち葉がある訳ではない。

 

 お掃除が終わった後なのか、落ち葉を探すのに苦労するくらい。

 

 本堂で太鼓の音がすると思えば、院代さんがお遍路さんとの勤行らしい。「無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇  我今見聞得受持  願解如来真実義・・・」

 

 平日でも時候がいいからか、お遍路さんも多い。「歩き」のお遍路さんもよく見かける。

 

 バス停前のサザンカもいい。

 

 帰りに寄ってみた、「旧五名小学校」。まだ、解体工事は始まっていない。

 

 校庭脇のイチョウはようやく、紅葉が始まったばかり。

 

 明日は、「おへんろつかさの会」のイベントである「讃岐一国逆打ちへんろ」で、JR詫間駅から70番本山寺・69番観音寺・68番神恵院から67番大興寺まで歩くらしい。私は、その取材と後方支援・輸送係としてサポート役。マイカーでポイントポイントで待ち受けるのである。今日は、その準備。

 

 今日の掲示板はこれ。「今今と 今という間に今ぞなく 今という間に 今ぞ過ぎ行く」というもの。昨日の谷上先生のコメント、「一休さんが蓮如さんに「あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ あれこれ・・・・とかく人とは忙しきものなり」 みたいな歌だが、道歌というものらしい・・・。「今」と言った瞬間、考えた瞬間には、「今」という時間は「過去」のものとなってしまう。昨日、一昨日、一ヶ月前、一年前……どれだけ振り返ってみても、永遠に「今」という時間を経験しなかった「時」はない。「歴史」は、永遠につづく「今」の連続であり、それが「次の時代」を作りあげてきたとも言える。が、しかし、「歴史」は、一面その時その時、必死に生きた人たちの「歴史」であり、そこには膨大な失敗の積み重ねと、一握りの成功がある。そして、さまざまな人間の生きざまがある。そのことに思いを馳せると、「今」を生きている人、そして「これから」を生きる人の教訓は、すべて「歴史」から汲み取ることができるといっても過言ではないと思う。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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