善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
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真宗では「冥福を祈る」といった言葉はもちいませんの巻

2008-11-09 | Weblog
◎ 冥福はなぜ祈らない?・・・・真宗では「冥福を祈る」「草葉のかげ」といった言葉はもちいてはならない。
お念仏申す身となられた人は阿弥陀如来のお救いによって、お浄土にに生まれさせていただくのだからです。
だから死後の幸福(冥福)を祈ったり、死者が墓場のまわり(草葉のかげ)を迷うということは一切問題にしないのです。お葬式での弔辞や弔電を出すほうも受けるほうも そういう言葉が儀式で表明されないように 心しなければなりません。しかし遺族は悲しみの中 弔問客の対応や葬儀の準備で実際にたいへんです。弔電の電文の点検まで気がまわりません。
そこで、身近で助言を求められるような立場のかたは、ぜひたすけてあげていただきたいのです。弔辞を読まれる人にはこれらの言葉をもちいぬようお願いしてください。弔電は電文を省略。キリスト教の「昇天」や神道の「泉下・せんけ」もどうようです。
「哀悼の意を表します」「謹んでお悔やみ申し上げます」とすべきでしょう。
  野々村智剣著   「門徒もの知り帳」より

ニュースやテレビ番組のなかでも最後に「冥福を・・」という方と「謹んでお悔やみ申し上げます」「哀悼の意を表します」のどっちを言うかと気になります。
宗教を気にすることないよ・・と思ったら大間違い

亡くなられた方は冥土の幸福を祈られて大きな迷惑ときっと思われると思います。

私は テレビなどマスコミ関係の方々へ言いたいです。
沢山の方々が見ています。聞いています。
宗教を気にしてください。
「哀悼の意を表します」「謹んでお悔やみ申し上げます」がどなたにも相応しいですね~

そしてご門徒さんのみなさまへも・・
お家の中で 子供や孫へも正しい言葉の使い方として「冥福を祈る」は使わないように言ってくださいね~。


コメント
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