善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
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椋の木の話で盛り上がったの巻

2010-06-29 | Weblog
先だって築地にて坊守さんと研修会準備会の途中 「椋の木」(むくの木)の話になりました。
本題からそれ私を含めた3人が「椋の木」の話で盛り上がっていきました。
今度2日のお朝事に参拝予定の山梨組萬福寺さんの坊守さん曰く
境内の椋の木の種から小さな芽が出て 欲しい方はあげたい~沢山あるのよ~と言うんです。

へ~椋の実から芽が出る?見たことないね~

都留組の坊守さんは
「椋の葉や種は石鹸変わりに昔は使っていたらしいよ~」

山梨組の坊守さんもそうなのよ~だから通りがかりの人が枝を引きちぎって葉を持ちかるのよ 木が可愛そうで・・・昔は実を羽付きの玉にもしていたらしいよ~

へ~~~葉や実が石鹸?
知りませんでした。確かに葉はガサガサです。欅の葉に似ています。
椋の木は大きく太い樹です。実家は大きな椋の木の下に家が建っている環境でした。遠くからもあれが実家と直わかる大木でした。
祖父と父は椋陰舎○○など画号にも椋の字を使い、父の兄は長男ですが「椋二」(りょうじ)と言う椋の字を使った名前でした。そんな椋の木には春と秋の2回、根元に椋ナバと呼ぶ灰色の木の子が生え 必ずナスと一緒にお鍋に使っていました。豊前では木の子をナバと言います。大量に生える木の子ですが香りもなくただ毒のない木の子と言われ食材にしていました。ナスは毒を吸い取るとか言われて必ず入れていましたが・・・それも食べていたと思います。

椋の実は横浜から疎開していた従姉から
「椋の実は美味しいよ」と食べてもいいことを教えてもらい食べていました。

それを山梨組の坊守さんにいうと「長谷山さん食べたの?あれは小鳥の餌よ」
わたしゃ~小鳥の餌がおやつよ
信じられない~などと本題から大きく外れ「椋の木」の話を3人が繰り広げるので横におられる4人の坊守さん
貴重な時間をもったいない・・・
でも椋の木でこんなに話が盛り上がるとは・・・・面白い

今度の1泊研修会のお朝事は「椋の木」そびえる萬福寺さんです。お楽しみに

写真は住職が管理している「コーヒーの木」樹齢3年
なぜか2枚の葉がくっついて育っています。
コメント
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