数の子は正月のおせち料理専用の食べ物なのか。
縁起の良さそうな姿かたちではあるが、普段はほとんど口にしない。
数の子そのものにはあんまり味はない。
ひたしたダシの味しかしない
特に栄養があるとも思えない。
口の中にいれたとたん、ポリポリのポーリポリ。
数の子の一粒一粒が潰れる音は心地良い音だ。
デパートなどでコップや陶器を買うと包んでくれるプチプチだらけの包装シート、プチプチシートというものがあるが数の子のプチプチも、あれに似た快感がある。
数の子を食べている人のすぐ隣にいると、はっきりと音が聞こえてくる。
両隣の人が食べているとかなりうるさい。
欧米のマナーでは、食事で音を立ててはいけないことになっている。
そのうち「噛んでも音のしない数の子」というのが、品種改良されて出てくるかもしれない。