オープン間もないテイクアウト専門の弁当屋
テイクアウト専門なので、店内で水一杯飲むでなく、皿を汚すわけでもなく、箸も使わず、店内の滞在時間も短い。
店内で二人前食べる客はいないが、テイクアウトの客は一人で二人前を買っていったりする。
店側からみれば、店内の客より圧倒的に上客ということができる。
それはともかく初注文したのはこちら
中華弁当
なかなか濃厚なお味でした。
オープン間もないテイクアウト専門の弁当屋
テイクアウト専門なので、店内で水一杯飲むでなく、皿を汚すわけでもなく、箸も使わず、店内の滞在時間も短い。
店内で二人前食べる客はいないが、テイクアウトの客は一人で二人前を買っていったりする。
店側からみれば、店内の客より圧倒的に上客ということができる。
それはともかく初注文したのはこちら
中華弁当
なかなか濃厚なお味でした。
豚肉の生姜焼きは定食屋、ラーメン屋風中華料理屋、中級とんかつ屋、レストランなどのメニューにある。
これがただ単に、豚肉の焼肉だけでは何の魅力も感じられない。
しかしここに、生姜の二文字を挿入すると…「豚生姜焼き定食」
周辺一帯は突然光り輝き、希望にあふれ、なんと美味しそうな、なんて魅力に満ちたものになるのだ。
生姜という文字が持つ付加価値の力は大きい。
皿の上で熱で反り返っている
脂身のところが、めくれるように立ちあがっていて、中には反りかえりすぎて肉全体がねじれてしまっているのもある。
このねじれ具合が愛しい。
全体に点々とカスのようにへばりついているのは、すりおろした生姜だ。
生姜が豚肉の脂身と出会って、そして醤油と出会って、普段の生姜とは別の生姜の味になっている。
熱いご飯を一口、脂身の多いところを一口。
ワシワシ、モリモリとご飯を食べ、アグアグ、ウグウグと豚肉を食いちぎりながら、生姜焼きというやつは、ご飯のおかずという宿命を背負ってこの世に出てきたんだなぁ、とつくづく思う。
ダイエットとか、カロリーとか、ヘルシーとかそういう言葉はあっちいけ、という心境になるのであった。
昔は暴走老人なんてあんまりいなかった。
お年寄りといえば、地域のまとめ役とか、むしろ役に立つ人たちが多かった。
今は老人の居場所がなくなった。
図書館とか大型ショッピングセンターに高齢者が多い。
特にショッピングセンターはいろんな居場所がある。
家にいると邪魔にされるからどこかに行きたいんだけど、お金のかかるところはダメだし…
っていうと、エスカレーターの横に置いてある椅子に爺さんがよく眠っている。
近所付き合いも親戚付き合いもしないと、地縁血縁の無くなり家族からも孤立してしまう。
エスカレーターが頼りになる。
ご隠居さんとか、ご意見番が理想像であった。
お婆さんは知恵袋だった。
今は生活が変わって、スマホをいかに使えるかが必要な情報だから、昔の知恵が役に立たなくなった。
みんな本音は生き生きした人生が理想なんだが、そんな居場所を探すのもなかなか難しい世の中になったもんだ、と嘆くのであった。