浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

パンの耳

2021-01-10 | 日々是好日

食パンは耳と中身がワンセットになっている。

トーストを食べるとき、誰もがこの「耳問題」を避けて通りたいのだがどうすることもできない。

食パンの耳が食べられないほどまずければ問題は簡単だ。

食パンの耳は切り落として食べるもの、という食べ方が定着する。

そういうわけにもいかず、大抵の人は仕方なく耳のところから食べ始める。

学校給食では多くの児童が耳を残したがった。

だが先生がそれを許さなかった。

児童たちは毎日食パンの耳を泣く泣く食べた。

そうして児童たちは我慢ということを覚えた。

人生のなるべく初期のうちに、我慢を教えるために食パンの耳はあったのだ。。

人類は月に行けるほどに科学を発達させたのだから、「耳なし食パン給食」なんかはいともたやすく作れるだろう。

すでに種なしブドウ、種なしスイカが作られているのだ。

もし食パンに耳がなかったら、児童たちは我慢を知らぬまま大人になってしまうのだ。

だが耳ファンも多数存在する。

耳愛好家、耳フェチ、中身より耳を愛好する人たちは切ってない食パンのほうを購入する。

こういう人たちは、耳を単純に耳と総称しない。

天井耳、両側面耳、底耳と、それぞれにファンが分かれる。

耳ファン共通のあこがれの部分は、食パンを切るときの無最初の耳。

ファンの間では「初耳」という部分だそうだ          

ここんとこを薄く切って食べると…

初耳独特のしなやかさと、みっしり感と、簡単には噛みきれない、繊維がしっかり絡み合ったような密がたまらない。

ということになる。

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U.F.O.

2021-01-10 | B級グルメ

お湯を注ぐ          

3分待つ。

湯切りをして液体ソースをかけ、小袋のスパイスをふりかける。

立ち上るソースの匂い。

U.F.O.に勝るカップ焼きそばはない、と断言できる。

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過去を捨てきれない人

2021-01-10 | 定年波止場

若いころにもてた人は、ずっとそのまま幾つになっても「自分はもてる」と信じている。

わたくしなど若いころからもてるということがなかった。

どちらかというと、誰もが好きなおかずというよりも、珍味タイプだったらしい。

誰だって若いころの容姿そのままでいたいと願うだろうが、そんなことは無理なのだ。

もてないよりはもてたほうがいいのかもしれないが、それだって人生の中で重要な問題ではない。

「勘違いな人たち」と呆れたけれど、よく考えてみると幸せなのかもしれない。

現実ばなれした神経をもっているからだ。

それによって迷惑を被っているいるわけでもないし、余計なお世話なのだ。

ずっと若いころの感覚が抜けない人たち。

自分にも若いころはあった。

デートをすると緊張してトイレに行けなかったり、会話に詰まると無言になったりしたものだ。

それが30代、40代になり、どこに誰がいても思いのままに用が足せる身体になったと気づいたとき、自分の中でぶちっと何かが切れた。

終わったという感覚とともに、とても気が楽になった。

しかし彼らにはそれがない。

これからもずっと錯覚を持ち続けていく。

幸せであるとはいえ、これから歳をとるにつれ何だか辛そうと、またお節介な気分がわいてきたのであった。

 

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