このところ体調が思わしくなく、ようやく机に向かうことが出来るほどに回復してきた(と思う)。いつの間にか月が替わって4月ももう8日、今日は朝から近くの小学校に向かう子供たちの姿が見えた。ランドセルに姿が隠れそうに見えるのは新入生か。そういえば2日ほど前、着飾った両親に手を引かれた新一年生が入学式に向かう姿を窓越しに見た記憶がある。コロナ禍で、密を避けるために式は何回かに分けて行われたのか。しかし、一生に一度の入学式、そんなことは大した問題ではないだろう。
今朝、登校の子供を見守る交通指導員の持っている黄色い旗も新調されたようで色鮮やかだった。そして先ほどからは下校途中の子供が元気な声を上げながら自分の家の生け垣の所で追いかけっこをしている。子供にだってそれぞれに悩み事はあるに違いないが、あのような喚声を聞いていると少なくともその一瞬はすべてを忘れて目の前のことに集中しているにちがいない。
その昔、新しい教科書をカバンに入れると新学期だな、という実感がわいてきたものだ。印刷技術が今ほど進んでいなかった時代のまっさらな新しい教科書の匂いがふとよみがえってきたように思った。
多分今までのようなペースで文章を書くことはできないだろう。が、これからは無理のない範囲で机に向かおうと思う。
イタリア、ジノリのコーヒーカップのセット。頭がはっきりしないときに気付薬代わりに飲むには強くて香りを楽しめるエスプレッソが一番。フランス語で小さなカップ、デミタス (Demitasse)と書く通り、一息で飲めるのがいい。