
あと120Mが、つながらない。
写真は、下志津・畔田の墓地移転代替地です。
西志津から勝田台方面に行くときは、迂回して細い道を車、徒歩、自転車が行き交い、
交通事故も多い。あと120Mでつながる・・・のに、
佐倉市を東西に結ぶ幹線道路として計画された延長約13kmの
都市計画道路勝田台・長熊線の建設にあたり、
佐倉市上志津地区の約120m間に本昌寺所有の墓地があり、
佐倉市は、その墓地を移転させて都市計画道路を建設しようとしました。
佐倉市は、都市計画道路の早期開通のためには、本昌寺墓地の早期移転が必要なため、
任意団体の志津霊園墓地移転対策協力会に昭和63年6月に移転補償金15億3200万円を
支払いましたが、多額の使途不明金を発生させ、墓地移転事業が中断したことから始まっています。
2月議会では、佐倉市が千葉県収用委員会へ志津霊園5か寺共有地などの土地収用決済等を
求めていること、及び興聖寺、真徳寺、専福寺の3か寺が佐倉市に対し土地持ち分移転登記
手続き等を請求し、訴えを提起していることに関連して、佐倉市と当事者が合意内容に基づき
土地収用法上の和解及び裁判上の和解をする議案が審議されます。
移転先は、事務所、墓地共に工事がすすみ、御影石の土台部分を造成していました。
土台を区画全体一体で造成し、石の接着はセラミックボンドを使用しているので、
耐震性にすぐれているそうです。
建物では、法事も出来るようになっています。建物右端は、庫裏です。
先日、この本昌寺志津霊園に墓地を所有していたある方のお話を伺いました。
この方は、市が用意したこの移転先ではないー独自に探した墓地へ、もめることなく
すでに移転済みですが、決められた移転補償金だけでは足りず、
プラス100万円かかったとそうです。
本昌寺志津霊園に先祖代々のお墓があったので佐倉に引っ越してきたという、
その方の複雑な思いを伺うと、どれだけ多くの方々のご理解とご協力・・・犠牲の上で、
ここまできたかと、まさに想像を絶するものがあります。
以下、真相の解明と損害の回復について佐倉市HP
http://www.city.sakura.lg.jp/0000004887.html