こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

かなしい主婦業犠牲?

2015年06月05日 14時30分13秒 | Weblog
悲しい主婦業犠牲

 保育園の行事などで、連日残業が続くようなことがあります。好きな仕事だから、そう苦にはならないし、収入も増えるとあって、残業大好き!と言いたいところですが、その分、主婦業を犠牲にしてしまうので、家族から総スカンをくらうはめになります。
 一日、二日は夫も協力的な態度を見せて「疲れが出んように頑張れよ」なんて理解ある言葉をかけてくれます。でも三日、四日と続くと、無視され、やっと帰宅すると、夫は先に布団にもぐっていて迎えに出ようともしません。三人の子どもたちは冷たい視線でお出迎え。
 おとうさんが夕食を担当すると、朝食のおかずの残りを冷えたまま、なんていうのがザラだから、そんな態度になるのも仕方ありません。でも、わたしのつらい気持ちもわかってほしい。
 うちは父子家庭だから、と憎まれ口をたたく夫ですが、給料日は笑顔で迎えてくれます。こちらはハムレットの心境で残業を続けていると言うのに……!
(讀賣・1991年12月22日掲載)
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家庭の平和を守るハンドル

2015年06月05日 12時56分21秒 | つぶやき
家庭の平和を守るハンドル

 クルマの震動が手を伝ってくるたびに、ハンドルってのは自分の命を左右するものと実感する。
 免許歴十数年、もちろん、あわや!の事故に遭遇したこともあるので尚更である。
 確かにハンドル操作便りの運転は奨められないものの、ハンドル操作抜きの運転が考えられないのも事実である。
 そこで、ハンドルを握るたび、ここに家族の平和がかけられていると考える。妻や子どもの笑顔を思い出すことによって、自然と両腕に安全が意識されるはずである。
(神戸・1988年6月25日掲載)
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4コマ漫画

2015年06月05日 08時44分57秒 | 趣味的ライフ
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胸をときめかせた、あのマンガ

2015年06月05日 04時44分55秒 | 文芸
胸のときめき消え

「鉄腕アトム」や「鉄人28号」で始まった漫画との付き合いは、もう20年以上になるから、われながら驚きである。しかし、最近の様変わりには面食らうばかり。誠治、経済、歴史……漫画の進出は無差別である。
 子ども漫画雑誌の連載物ですら、かっては想像だにできなかったデザイナー、調理人、演劇界……とあらゆる分野が取り上げられている。面白くて専門知識が得られるとくれば、何をかいわんやである。漫画大好き人間にとって、これ以上はない漫画文化の発展ぶりだが、どうも何かが違うのである。作画技術の水準は上がり、内容も高度化している。だが、いくら読んでも、あの胸のときめきは復活してこない。
 結局、多様化のせいで複雑にはなったが、心が忘れられている気がする。どんなに悲惨な漫画でも、かっては優しさが下敷きにあった。健全そのものの鉄腕アトムに胸躍ったころが懐かしい。
(讀賣・1988年10月2日掲載)
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絵手紙

2015年06月05日 01時07分02秒 | 絵手紙
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親孝行はまだ遅くない

2015年06月05日 00時07分10秒 | 文芸
「親孝行は……」まだ遅くない

「これ見てんかいな」と母が不自由な足を引きずるようにして、やって来た。検診結果の通知を受け取ったのを手にしている。
「血糖値に異常があるから、精密検査を受けなさいって書いてあるわ」母に読んでやりながら、ふと母の年齢に目が止まった。70歳!思わず母の顔を見直した。信じられなかった。そういえば私はもう40になる……?
「もう70か。お母ちゃん、年取ったなあ」
「当たり前じゃ。お前も40じゃろうが」
「そりゃあそうだなあ」
 顔を見合わせて笑う。しかし、こんなかたちでしか母の年齢を想い出せない自分がちょっぴり悲しい。親不孝者だと思い、反省しきり。「親孝行したいときに親は無し」ということわざが急に浮かぶ。(まだ遅くないよなあ、お母ちゃん……)と、老いた母の顔をマジマジと見つめ、思わず照れ笑いした私だった。
(讀賣・1989年7月31日掲載)
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