こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

支えあった義父母に教えられ…

2015年06月08日 13時07分53秒 | Weblog
支え合う義父母の姿は無言の教え

 仕事場に、義父が緊急入院したと連絡が入って、大急ぎで病院に駆けつけました。
 病院のベッドで、六十五になる父がぐったりと。傍には七十になる義母と長男の家族の姿がありました。「胆石の傷み」と聞き、まずはひと安心です。
 付き添いの交代をして、義父の話し相手になりました。二男の嫁のわたしは、日ごろ義父と話す機会などほとんどありませんから、すこし緊張気味です。
「まだまだ倒れられへんのや。おばあちゃん残して死なれへん。あいつわしがおらなんだら、じきにぼけよるがな」としみじみ語る義父。
 養子に入られて今日まで、義母を立てて生きてきた義父の生きざまをかいま見た思いです。
 老年になって、ますます前向きに支え合う義父母の姿は、無言の教えだと思いました。
(讀賣・1989年8月21日掲載)
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思い出の記事

2015年06月08日 12時19分20秒 | Weblog
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絵手紙

2015年06月08日 05時55分23秒 | Weblog
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思い出記事(読売・1989年11月5日掲載)

2015年06月08日 01時15分34秒 | Weblog
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主婦はキツい、と夫

2015年06月08日 00時02分36秒 | 文芸
「主婦はキツい」と夫

 店を廃業したあと、勤め始めてやっと3ヶ月たった。結婚した当時、おっとがやっていた商売を手伝うからとやむなく退職した保母職。復帰してから慣れるのも早く、いまではもうすっかり余裕すら出ているのだ。
 ところが夫の方は大変。まだハイハイしたばかり12か月の赤ん坊を抱えた私たち。上の二人の子どもたちは昼間保育園に行っているので問題はないが、この赤ん坊はどうしよう?近くに世話を頼める家族や親類もいない。って状況を迎えててんやわんやの末に、どちらか一人がしばらく子育てに専念するこになった。
 わたしの方がひと足先に仕事が決まり、子育ては夫の方に回った。当然家事も。つまり夫は主夫業にならざるを得なくなった。
 いまだかって家でじーっとしていたことがない夫だから、最近は大分ストレスがたまっている様子なのだ。
「主婦の立場を理解するいいチャンスだ」と、最初は優しい笑顔で引き受けた夫だったが、傍で見ていても気の毒になるぐらい、悪戦苦闘を余儀なくされている。
 これまでは仕事ひと筋、赤ん坊の世話など一切見向きもしなかったのだ。夫のプライドも相当傷付いたはずだ。
「主婦ってキツいもんなんだな。いい経験させて貰ってよかったよ」
 あくまで普通の態度を崩さず言ってのける夫。立場の逆転は、私たち夫婦にとっては、いまのところいい刺激となっているようだ。
(讀賣・1989年8月26日掲載)
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