![080620-084610.jpg](http://www.k3.dion.ne.jp/~rabitweb/LOVELOG_IMG/./rabit-2008-06-20T21:17:47-1-s.jpg)
こうした質問にはおいそれと簡単には答えられない。まして、指名されている。
アメリカや世界で厳しい医学的基準をクリアーしているとか、健康保健福祉機関がお墨付きを与えている人工臓器の一つだと言うのか、私は大丈夫でしたよというのか、もっと医師と話し合って下さいというのか、神様のご加護がありますようにといえば済むのか。
その人がどのように失聴され、どのような思いをされてこられたのか、今の生活はどうなのか。異物の悩みは何か心理的問題の反映かもしれず、基本的な情報も対処する援助技術もない。
個人の情報にも関わるのでおいそれと他人にも相談もできない。
一方、自分自身は頭の中に違和感はないが聞こえに違和感を感じている最中だ。
人工内耳の手術を受けた自分の体験だけで答えられないし、答えるものでもない。何故か、その人の人権に関わるからだ。同じ障害を持っているだけで理解も援助も出来る範囲が限られている。自分に出来る援助と専門家に委ねる範囲がある。
専門家とは何か。人間を対象に医療や福祉援助をする場合に、人権に関わる倫理基準を持つ集団に所属する人々だ。
専門家の相談が受けられる体制が病院や外部にないのだろうか。
ラピッド 記