摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

春爛漫の嵐山から京都千本釈迦堂

2023年04月17日 | 日記の補足

4月の第一木曜日。春半ばのような陽気の中を嵐山から、嵐電(らんでん)に乗って、北野天満宮、千本釈迦堂と歩いてきた。いつもならば嵐電が満開の桜のトンネルの中を走り抜けるはずだったけど、あいにく葉桜トンネルだったね。
とはいえ春たけなわで、八重桜とかをはじめさまざまな植物との出会いが楽しめた。見出し写真はこの頃地上に顔を出すキュウリグサ。

春爛漫の嵐山から京都千本釈迦堂

阪急嵐山駅前の染井吉野。満開を過ぎて最後のひと花をさかせていた。赤い顔をして踏ん張っていたよな。右は北野天満宮の八重桜。こちらの方は文句なしに絢爛豪華やった。

 


ロウバイと水仙、梅の薫り

2023年01月28日 | 日記の補足

冬の寒さの真っ最中に、新春の気配を漂わせて清新に薫るのがロウバイやな。
夕食後、老人の日課よろしくウトウトしながらTVの天気予報をみていたら、天気予報のお姉さんが雪中四友(せっちゅうのしゆう、またはせっちゅうしゆう)ということばがあるということを教えてくれた。ロウバイ、梅、水仙、サザンカが雪中四友に当たるのだそうだ。どの花も冬の寒さの中に春の気配を感じさせる。寒さの厳しいロシアやシベリアでは2月を光の春と呼ぶこともあるらしい。雪中四友は光の春にふさわしい。
今年の寒中は風邪をひいて散々だった。そのため去年のように、蝋梅を見に大阪城公園に行く元気も出ずにいたところ、ご近所の塀越しに見事な蝋梅を見た。ピンポンを押して撮影の許可をえるべきか、ためらったけど、お留守のようだったので花だけアップで撮らせて頂いた。
 

ネット上の歳時記を見ていたら、そんな自分にピッタリの句があった。今度、蝋梅のあるじに会えたら、お礼のご挨拶をしようと思っているところなので許してね。とりあえずはこの場でお礼を述べます。
ネット上の歳時記蠟梅1より

作品
作者
掲載誌
掲載年月
塀外に我が家の臘梅撮りをりぬ 山西みち子 火星 199905
ふつつかに臘梅の庭のぞきをり 安原楢子 槐   200003

食いしん坊の自分を癒してくれる一句もあった。

臘梅はきんとん練ってるあかるさに 佐々木峻 ヒッポ千番地 199905

大雪警報や風雪注意報がようやく解除された1月下旬のある日、湖西へ久しぶりに行った。
駅のホームも雪がびっしり。比良山系からは次から次へと雪雲が沸いていた。

  

水仙の群落があるはずのところがこんもりと雪に覆われていた。水仙らしき姿が見えたのは、大木の上から落ちた落雪に倒された一輪だけだったようで。

 

雪中の山茶花は風情があった。梅の蕾はまだまだ堅かったけどね。
 

2月。節分になってスーパーやコンビニで盛んに売り出される恵方巻。物価高の折から、我が家では老朗おじさんが米を5カップ(5升)炊き、張り切って10本巻いた。長い間、半年以上も修行していなかったので、上手く巻けるかどうか不安だったけど何とか写真のように巻けた。嬉しかったよ。物を作る喜びや達成感は、家の中に居ても日々の生活の中でも感じられるから嬉しいよね。次はお花見か、五月の節句の頃にまた10本巻くつもりでいるねん。

ユーチューブの茶々の巻きずしアートや料理教室のボンちゃんとにらめっこして、具材がご飯の真ん中にくるようにボケかけの脳力を振り絞ってやってみたけれど、思ったほどはうまくいかないもんやなあ。具材がいじけて隅へ隅へ行こうとしている。


こっちはどうや!いちおう巻けているかもね。干瓢や椎茸の煮汁がご飯に浸みて色合いが悪くなっているのが残念やな。和食には色合いと見た目の美しさが大事なポイントやからなあ。まだまだ修行せねばならないね。


ボツボツ散歩などして外気浴せねば

2023年01月26日 | 日記の補足

(検査結果は陰性 巣ごもり卒業へ)コロナ禍と同時にインフルエンザも流行しているらしい。こんなご時世では、少々風邪気味でも自宅でじっとしているのが得策とばかり、ずっと巣ごもりしていた。幸い我が家には暴れん坊の♂猫と、甘えん坊で箱入り娘の雌猫の個性豊かな猫が2匹いてじゃれあったりケンカをしたりするのを見ていて退屈はしなかったけれど、猫も濃厚接触者に該当するのやろうか。猫や犬がコロナにかかるなんてあんまり想像したこともないけどね。閑話休題。巣籠りは高齢者には本当に良くないね。運動不足で筋力が落ち、次第に真っすぐ歩けずに蛇行が始まり、しゃべらないのでろれつも怪しくなりそう、元々あった老人ボケに加速がかかってこの先どうなるんやろう。
(さらば息苦しい日々よ)先日、近所の薬局でコロナの検査キットを買って検査したところ、我が家の風邪気味を気に病む最後の一人も幸いなことに遂に陰性と出た。めでたしめでたし。もう外出してもいいよね。何しろワクチンはコロナを5回もインフルエンザも1回と可能な限り打ったし、人の多いところへ行くときは必ずマスクもしてるしな。コロナ禍で何が神経を参らせたかといえば、ついこの前まで顕著に感じられた罹患したひとに対する冷たい視線。白い眼なんだよね。「咳をしてもじろり」日本はいつの間にこんな息苦しい国になったのかと、窮屈な思いをしたことや。 
(視点を変えてこの世のあり様を見る)そこで、いったん気を取り直して歴史的な視点からこの社会を見つめなおすための読書に励んだ。まずは読みやすい桐野夏生、保阪正康、沢木耕太郎などを。読書はハマりだすと抜けられない。特に昭和の時代の様々な出来事は本当にエキサイティングでかつ切実。寝食を忘れさせるものがあるな。
(近況の報告)
写真は右から市販の検査キット。めでたく陰性になっているよ。
出窓の三歳児猫。昼寝中の猫二匹。昭和な読書。
   

出窓の三匹の猫。これは合成写真。あまり上手く合成できたとは言えないが、仲の良さは何となく伝わって来るでしょう。我が家の猫は2匹しかいないけどここでは3匹になっている。のどかな良い景色やろ。

病気療養を良いことに、しょっちゅうTVをつけっぱなしにしてお昼寝していた。いかんいかん、認知症への道をまっしぐらだった。もうそろそろ起きて動き出さねばと思っているところなんや。


保護猫も野良猫もよっといで

2022年10月26日 | 日記の補足

3年と何ヶ月か前に飼っていた柴犬が無くなった。
老人には犬の散歩がたいへん負担になる…と言う子どもたちの声に、猫を飼うことにした。でもね。猫の世話も結構たいへんなんだよ。犬は忠実で、夜の間はしっかり寝ている。それに反して猫はわがままで、夜中に騒いで飼い主を叩き起こしたりするねんで。
これがそのわがまま猫ラム。昼間は寝てばかりしている。夜中には必ず起き出して来て「いっしょにあそぼっ」と催促する。

これはたまらん。夜中の遊び相手にと、もう一匹野良猫を飼うことにした。ところが…またまたこれが当て外れ。警戒心旺盛で部屋の隅にうずくまって出てこない。先住民の猫が遊びに誘っても隠れてしまう始末。今となっては、二匹の猫が仲良くなるのを気長に待つしかないんだよね。
そんなこんなで、犬は良かったなあと思っている。先日も、知人が飼い始めた犬を京都まで見に行ったりして「柴犬はいいなあ」と郷愁に浸っている。

【2022年保護猫も野良猫も血統書付きもよっといで】
動きまわる犬の後に出てくる猫が、物陰にうずくまっていたころの元野良猫のジイジ。
警戒心100%全開の大きな目をしてるのがわかる?
最近では次第に家猫の暮らしに慣れて、人間との友好関係を持ち始めたけどね。


 

 

 

 

 


あけましておめでとうございます

2022年01月04日 | 日記の補足

わくわくパソコンの皆さまはじめこのブログを見てくださる皆さまへ
感謝の気持ちを込めて新年のご挨拶を申し上げます

ブログの冒頭は私からの年賀状
見出し画像は雪の中のワビスケ
雪が新年のすがすがしさを感じさせますが近ごろのわが街ではほとんど見かけません。わが町はアメリカでいえばカリフォルニア。ヨーロッパでいえばイタリア。冬日和の日だまりを楽しんでいます。

作成者の言い訳
旧年中までに撮り貯めた写真のうちから摂津の国と神崎川に縁のあるものを取り出して『大阪はええとこやで』とPRすることを今年のテーマにしました。そうなると雪の中のワビスケや大きくなった紫陽花は近江の国に縁のあるものなので、気にいった写真でしたが年賀状からはカットしました。
花桃と桜の区別がつきにくくて、年賀状に「我が家のご近所」と紹介した花桃はもしかしたら公園の染井吉野だったかもしれません。梅、桃、花桃、桜をどうやって見分けるかは来たるべき春の宿題にしようと今から心づもりしています。

凛とした姿の寒椿           陽春の兆しの桃
 

 ビルの谷間に思い思いの
(赤と白が同じ枝に)花桃      染井吉野かも知れないね
 

緊急事態宣言下よく咲いた紫陽花  真夏に大雨を降らせた雷雲
 

大阪は夕陽のキレイな街やで

都会は夕暮れ時が味があっていいと思いますねん。真昼はバタバタと落ち着かないし夜はけばけばしいしな。
本年が味わい深い良い年であることを祈って、ささやかでも味のあるブログを作ることを目指します。よろしくお願い致します。