摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

暑い大阪から脱出

2016年08月15日 | 植物と共に暮らす日々

今はまさに真夏ですよね夏の高校野球が始まる前から大阪では猛暑日が続き、あまりの暑さに我が家のエアコンもねを上げそうです適切に冷房を効かせて塩分や水分を補給しなさい…とテレビやラジオでは盛んに呼びかけていますが…真昼は体温並みの35℃以上の猛暑日で日没後も30度以上の高温が続くともうたまらない…
そうだ!信州へ行こうJRの宣伝文句に乗せられて8月8日の朝、夏旅に出かけましたそうだ!信州へ行こう!もっと早く気づくべきだった。
見出し画像は白馬五竜高山植物園(確か…冬はアルプス平ゲレンデやったと思うねんけどね)から見下ろした大糸線沿線の谷間…
やれやれ暑いところから登ってきたね大阪はもっともっと熱かったんやけど…このときにはすっかり忘れていましたね
涼しい高山植物園でまず目に飛び込んできたのは「ヒマラヤの青いケシ」(ケシ科メコノプシス属)
 
こうした表示板(標識)が助かります。家に帰って写真を見たときに標識の写真を見れば花のなまえを思いだせるもんね



次いでイワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)も高山植物の雰囲気がたっぷりで印象的でした。
 
これはコバノギボウシ(ユリ科)だと思うのですが…違っていたらどなたか教えてくださいね
 
楚々とした雰囲気のあるコバノギボウシ(だと思う…)近くにはチシマギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属でイワギキョウとよく似ているらしい…)なんて標識もあったけどね…
 

これがハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属高さ30~80cmぐらい)だと思うのですが…いま一つ自信がありません。コバノギボウシなどユリ科の花やキキョウ科の花の間に混ざって小さく可愛く咲いていたので見落としそうでした… 

ハクサンフウロはゼラニウムの仲間なんだって…実際の現地ではどれがハクサンフウロなのかよくわかりませんでした…次回来るときは、花に詳しい先達さんと一緒に来たいものです


ニッコウキスゲは残念なことに盛りを過ぎてしまって…置き忘れられたような一輪だけ…ひっそりと咲いていました


シモツケソウはたいへん元気が良かったです…あちこちで群落をなして高山植物園に彩りを添えていました。

クガイソウ(シソ目オオバコ科クガイソウ属←標識のようにゴマノハグサ科とした時期もあったようで…私にはどっちをとればええのかわかりません)はひっそりと咲いていました。本州各地の草原や高山に分布しているそうで…8月が花の時期のはずだけど…あまり大きな群落にはなっていませんでした。伊吹山でもよく見ましたが…探検して探し当てる感じでしたね。伊吹山ではこれによく似たルリトラノオ(伊吹山だけにある絶滅危惧種でウィキペディアによればオオバコ科ルリトラノオ属やで)を見た記憶があります。華やかな印象でした…ルリトラノオは葉が対生。クガイソウの葉は4~6枚輪生で見分けられます。以上見分け方については月に一度の森林ウォーキングの会で教わったことの受け売りです

この写真の影は帽子を被ってカメラを構えている私ですこの日の晴天と北アルプスの澄み切った空気を思い出させて良い写真ですね自画自賛技術は別として撮ったタイミングが良かったですね
クガイソウは群れとしての生命力は少し弱そうでしたね。

カライトソウの大群落もありました。夏8月の繁栄を謳歌していました…強くて美しい…なんて素晴らしい…でもあまりに強いとカライトソウのピンク色が毒々しく思えてきたりして…


これはカライトソウに間違いないですね 標識による保証付きです


これはシシウド(セリ科シシウド属)でしょう…滋賀県の伊吹山でもよく見たもんね


そこで今回印象的な群落を形成していた高山植物のコラージュをキゾアを使って作ってみました…ニッコウキスゲの群落はもう花期の盛りを過ぎていましたが…来年もここに来るぞーという決意と意欲を読み取ってください



さて、アルプス平では気温24℃にも達しないほどでしたが、このころ下界では猛暑日の炎熱地獄だったようです。
地図に自分なりのイメージを書き込んだのですが……ちょっと読みづらいかな 白馬五竜高山植物園のHP(ホームページ)には…上手で、親切で、見やすい手書きの地図がありました。この記事の冒頭にもリンクを貼っているので少々くどいけど、関心のある方はそちらを見てください…私もそちらを見ていたらまた秋にも、来年の夏にも行きたくなってきました。


なぜかグーグルの地図には白馬五竜テレキャビンやアルプス平の2人乗りリフト、それにアルプス平の植物園や遊歩道が出てこないんだよね。スキー場のプライベイトゾーンだからかなあ…とはいえ、これだけの広い範囲だから書き込みがあってもいいと思うのです。
というわけで、次のグーグルの地図をご覧になるときには上の私の書き込みも見てください


けれども、信州に行くのは交通費だけでも…おカネがかかるんだよね… 在来線特急⇒北陸新幹線➡お出迎えの車(無料ありがとうございましたおかげさまでずいぶん助かりましたいろいろ話もできて良かったです)
それはさておき⇒テレキャビン往復とリフト代で合計2200円 ⇒ワイドビューしなの⇒新幹線 松本 ⇒名古屋 ⇒新大阪 特急料金と運賃で約10000円
いったいいくらかかったのか…年金生活者としては…きちんと計算してから次の計画をたてなくてはなりません…また、安くつく方法も研究しなくては…(新幹線やめてバスにしよっか…)
しばらくは…近場の野草観察で一息ついて…次回の信州行に備えてせっせと節約することにします本は図書館で…映画はテレビで…コーヒーは自分で入れて…ビールの代わりに麦茶で