摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

クリスマスですね…すぐそこにいた聖者・賀川豊彦のことを…

2016年12月20日 | 関西の四季

クリスマスですね…平素は観音さまや諸々の仏さま、お大師様におすがりしている私も…12月にはイエス様の尊さやありがたさを思い出すのですああっそういえば、11月には七五三のお祝いに神社に行ったりしたっけ…ほんにテキトーな信心ぶりの私は一種の汎神論またはアニミズムの中に生きているのかなあ…とは言え、世に知られているイエスの言葉や旧約聖書の言葉の中には、今までの生活の中で…生きる支えになったものもたくさんあるのです
今回のわが街の人権の催し、公民館との共催のバスツアーでは神戸市の賀川豊彦記念館に行きました。貧しき者の聖者・賀川豊彦はインド独立の父ガンジー、密林の聖者・シュバイツアーと共に20世紀を代表する三人の偉人のうちの一人と…アメリカなど日本以外の世界では広く認識されていました我が国でも賀川豊彦は労働組合、農業協同組合、生活協同組合などの礎を築いた組合運動の父として高名な人物ですが…キリスト者としても卓越した人だったんだよね…
見出し写真は、賀川豊彦記念館のステンドグラスにあった十字架上のキリスト。キリストは我々罪深き者の罪を一身に引き受けてくださった方 ← ありがたいことに そのために私たちは難しい戒律のあれこれに拘らず…キリストをさえ信じ…キリストの導きについていけば罪を許され救われる ← と、私は理解しているんですけどね 愛と許しの宗教がキリスト教なんと違うやろか ← 私の中途半端な理解が…違っていたらごめんなさい それはともかくとして12月はイエス様に感謝したくなる月ですね。商店街もデパートもかきいれどきやで…

語り部さんが賀川豊彦の業績についてユーモアを交えながらお話しくださいました…ええ話しやったなあ ⇒ 特に関東大震災のときにとるもとりあえず賀川が東京へ駆けつけたくだりなど 感動的やったな 困っている人 苦しんでいる人がいたら何かせずにはいられない人やったんやね ⇒ まして産業革命当時の神戸の貧民街のただなかにあっては、我と我が身の寝食を忘れて活動されたんだよね…

賀川記念館4階にある天国屋カフェで昼食に鮭の混ぜ寿司をいただきました定価500円
十字架のキリストのステンドグラスを食後の珈琲をいただきながら観させていただきました…珈琲は美味しかったでえ

 

天国屋カフェではボランティアスタッフの皆さんが老若男女大忙しのてんてこ舞いでしたありがとうございました   

ネット上に出す写真などには顔を出したくない人もいますのでwindowsアクセサリの ペイントでモザイクをかけようとしました→ ところがあまりきれいなモザイクにならないので目隠しマスクを貼り付けました…少々見苦しくてごめんなさい
天国屋カフェの雰囲気が伝わっていたらええねんけどな… 

 同じく4階にあったステンドグラス→ 弟子の足を洗うイエスキリスト 聖書などのことばによりますと足を洗うことにいろんな意味が込められているんだよね…当時足を洗うのは奴隷またはしもべの仕事だったらしくて、私なりに解釈すると…偉そぶらない…弟子の目線にまで降りてくる…当時の世間の常識(律法や戒律優先の考え方)を革命的に変革(または反逆)するほんまに愛情深い指導者やったんやと…思うねんや…私にはキリストも賀川豊彦も同じように見えるんや。投獄をもいとわぬその自己犠牲の精神。困っている人を見たら手を差し伸べずにはおれない熱い博愛の精神などが…



ここの部分がたいへん気になったので賀川豊彦の本「死線を越えて」やその劇画版や、現代の釜ヶ崎で活躍されている本田哲郎さんの本などを吹田の図書館で借りてきました。今では神戸の街はかつての貧民街があったとは私には想像もつかないような…こぎれいな街並みになっているので…、21世紀の今やったら今の釜ヶ崎の現状から学ぶことが大事なんかなと思いましたんや…
   

この本の表紙の絵が感動的やな 本田さんの本は読みやすかったな ⇒ 心に残る本やった 自分のこころに栄養がつけられる本やった 今も読み返してるねん 何べん読んでもええ本やねん 



ランチの後は神戸華僑博物館に行く前に南京町を散策。今年の干支のサルと来年のトリがいました。

   

長安門から西安門まで歩きました。途中で中華ちまきと豚まんを買って食べました。旨かった。
 
公民館のスタッフが作った報告写真集 ↼さすが鮮やかに要所要所を抑えていますね。レイアウトもセンスが良くて ⇒ 脱帽
 
神戸華僑博物館の語り部さんのお話しにもこころ打つものがありました
その中に華僑の生き方として今は落葉帰根←故郷に錦を飾る…よりも 落地生根← その土地に生き、その土地に骨を埋めるとゆうのがありました← ええことばやったな


心に響いて、余韻がいつまでも残るええ研修会やったな←この記事は振り返り振り返りしながら、加筆修正していきたいと思っています(この付近の項16年12月23日加筆修正)