摂津国老朗おじさんのスローな日々

関西の四季を楽しむ老朗おじさんがゆるゆると瞑想しながら、植物観察と徘徊のスローな日々を楽しんでいます。

陽だまりの中で春を待つ

2021年11月30日 | 関西の四季

ラニーニャ現象が観測されたとかで、今年から来年にかけての冬は寒くなりそうだといわれている。木枯らし一号はとうの昔、10月23日に吹いたしね。それでもぽかぽかと暖かい冬日和の中で四季咲きのバラは元気に咲いている。シャクナゲなどはさっさと春の準備に取り掛かり、蕾を膨らませている。
見出し写真は冬のハナワラビ。フツーの蕨(わらび)とは違って、春先ではなく冬にこんな姿を見せるので寒蕨(かんわらび)とも言うらしいで。


高野山壇上伽藍の木陰では、11月初旬からツルリンドウ(リンドウ科多年草)が赤い実を付けていた。


木陰の中はシダ植物や地衣類にとって暮らしやすい環境らしいね。
11月の高野山で見たシダ植物、冬のハナワラビ(ただしワラビによく似ているけれど食用になるワラビの仲間ではない。干して煎じて漢方薬に使われる腹痛や下痢に効く←参照:岡山県倉敷市の重井薬用植物園のHPより)、
そのお隣は地衣類のサルオガセウメノキゴケ
ウメノ木ゴケは空気の清浄さを示す植物でもある。都会で廃棄ガスの漂うようなところでは出現しない。サナトリウムの立地にも適しているような適度に湿気があって空気が清浄なところがウメノキゴケのお気に入りである。
  

ウメノゴケの出現しない街のど真ん中けど,季節風の吹く日など思いのほか清浄感のある大阪の夕暮れ。しばし見惚(みと)れて、上町台地などが昔から夕陽の名所だったのもうなずける。


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