酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ちょっとした妙技

2014-02-13 | 酒風景
天気が良い。
マンションの階下に見える建物の屋根に積もった雪がまぶしくて、部屋にいても雪目になりそうだ。

分かるかなあ、雪目。



さて、

昨日、おばんざい「たりき」のおすすめメニューに見つけたサーモンの黒胡椒揚げ。粒から粉までとかく黒胡椒が好きだという女将らしいメニューだ。

食べたことはないがなんとなく想像はつく。と思っていたら…


おお、身を細切りに。ぶつ切りな感じのものを想像していたのだが、こりゃまた、いい意味で期待を裏切られた。こうすれば表面積が多くなりより衣の味わいを楽しめるということか。

なるほど。

ふんわりと胡椒が香り珍味。いや珍味というより妙味。ちょっとした技が奏功している。


サーモンといえば、直近の買い物により「生鮭フィレ」が冷凍庫に収まっているのだが、何を作ろうと思ってたんだったか。
此度の黒胡椒揚げで思い出したはいいが、新たな悩みが(笑)

まかない以上

2014-02-11 | こしらえた話。
昨日も酒のイベントに参加。楽しいというか大変というか(笑)。


で、今日は午前中からDVDなんぞ観ながら過ごし、お昼ご飯。


ちょっとグロいか(笑)

たらこ・卵黄・ラー油を混ぜ合わせたもの、というまかない飯。
自分は明太子を使い、ラー油は混ぜずに食べラーをトッピング。
タンパク摂り過ぎ、野菜をもっと食べましょう的なご飯であるが、飯をがっつくには最適。

何かで読んだことのある、どこだったか有名な店のまかない飯がネタの出処だ。自分が思っている「まかない」は余った材料に機転を利かせ作る、そんなイメージだが、これはそれに比べれば随分と贅沢。このために材料を下ろし作った、いかにもさあ皆さんスタミナつけて働きましょうねという感じのご飯。まかないを超えたまかないだ(笑)。

本やテレビで紹介される店のまかない飯。たまに実践してみるのだが目からウロコなヒット作も多い。
良い料理屋は表舞台でも裏方からでも、発信する情報はいつも美味しい。


北海男山

2014-02-10 | 酒風景
立春を過ぎると、北国では寒仕込みの酒(初雪の頃に仕込んだ酒)が飲み頃となる。
それに合わせ開催されるのが、旭川は男山のイベント「酒蔵開放」である。

毎年恒例。新酒の試飲や杉樽酒の振る舞いを目当てに、よくもまあ旭川にこんなに人がいたもんだと感心するほどの賑わいとなる。
中でもお目当ては、平安時代の酒造りを再現したという瓶仕込み酒。


プライベート配慮でぼかした。近頃のテレビでの映像はどれもこんな感じで見づらいねえ(笑)。


瓶仕込み酒は無濾過で供される。甘い吟醸香があふれ誠に美味。毎年これを呑まずして春が来るかという逸品である。

ちなみに右上の赤いものは、同行したYちゃんが持参した肴(豚汁や蕎麦などの食べ物も沢山販売されているが、肴を持参する者も多い)。鮭とイクラが塩辛になったようなもので、ちょいとご相伴に与ったがこれがなかなか旨い。かの吉田類氏がTV酒場放浪記で北海道を訪れた時に舌鼓を打ったとか。Yちゃんもなかなか気が利く奴なのであった。


ところで「男山」。この酒は京都が発祥で同名をブランドにした酒造メーカーは日本に数社ある。
北海道では唯一、旭川の男山株式会社が伝統を継承。旭川の男山が造った男山はロゴの近くに小さな文字で「北海」と書いてあるでの見分けがつく。見かけたらぜひご検証あれ。


蛇足 男山という山も全国に色々あるそうな。

ごまマヨラー油の勝ち。

2014-02-09 | 酒風景
上村愛子ちゃんはホント残念。
悲願のメダルかと最後の最後まで期待していたが。
すがすがしいと自分を語った彼女。挑むことの気高さを湛えていた。


さて


ツナともやしの和物をこさえた。これはいつものこと。

だが昨夜のはひと味もふた味も違う。


「もやしとツナときゅうりのごまマヨラー油あえ」。長い名前は本のそのまんま(笑)。

有名な「syunkonカフェごはん」からお知恵を拝借したら、作り方はこんな感じ。砂糖・醤油で和えた汁切りツナを茹でたもやし、千切りきゅうり、マヨ、煎りごま、だしの素、ラー油と合える。ラー油は和えずに食べラーをトッピングしたのは自分流。
味わいがぎゅぎゅっと冴えた感じ。うまい!というより、美味しい~!のである(分かるかな微妙なニュアンスの違い)。

あまたある肴のレシピ本なら、もやしとツナをマヨネーズで和える。塩コショウで味を整えごまをふる。くらいのレシピであるが、さすが、有名になるお方のネタは違う。普通にある素材を使った簡単な料理も、ただのカンタンな料理に終わらせていないところが素敵だ。

おかげで、自分のような肴手作り派飲兵衛は幸せである。