あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

カレーパン

2014-07-08 | 
パン作りというのが僕の鬼門だ。
何回か試してみたが上手くいかない。
レシピどおりにやっても美味しくない。
いや、本物の材料を使ってやっているから味はまずまずなのだが、膨らみが足りなくて旨くない。
味覚というのは食感も含めての感覚なのだと気がついた。
出来上がったパンが旨くないと、家族も食べてくれない、自分もあまり食べる気にならない。
鶏と犬が喜んで食べてくれるが、それもちょっとなあ。
というわけでパン作りからしばし遠ざかっていたのだが、最近ピザの台を自分で焼いてみたら旨くできたので再びパン作りに挑戦。
それもカレーパン。
何故カレーパンかと言うとカレーが余っていたから、ただそれだけ。



パン作りで重要なのは発酵である。
いつもはこれがうまくいかないが、最近はオーブンを使ってやるコツを覚えた。
こういった物作りは何回か自分でやって色々試して自分でコツを掴むというのがよい。
最初は人のレシピ通りのやってみるが、そこから自分なりにアレンジするのだ。
以前、ある人がパンを焼くのを見ていたが、分量なんぞ目分量で適当にバサバサとやってそれで美味しいパンが出来上がった。
これはその人の経験から来る業であり、その人に「どうやってやるの?」と聞いても「適当にやればいいのよ」という返事が返ってくるだけである。
僕の場合、最初はパン焼き機、ホームベーカーというヤツからスタートした。
これだって旨く焼ける人はいるが、僕はこれで何回か失敗して挫折した。
その時に感じたイメージは、自分の場合は自分の手で粉をこねて焼くのが良さそうだ。
漠然とそんなイメージが湧いたが、今はその時ではないとも感じた。



そして昨日、パンの神様が僕の所へ降りてきた。
物事は全てタイミングである。
上手く行く時はとんとん拍子で、材料も全て家にある。
子供は冬休みで家にいるので、一緒に作る。
ああ、こういうのいいですな。
結果から言うと、大成功。
油がそんなに古くないので油の切れもよく、外はカリっと中はもっちり。
そして中からよく味のしみこんだカレーがとろーり。
カレーがちょっとゆるいけど、晩御飯として食べるには上出来。
「お父さん、すごーい」と父親の株も上がる。
女房が出張中なので食べさせてあげられないのが残念だ。
今までの失敗はこの時のためにある。
失敗は成功の母とはよく言ったものだ。
「お父さん、写真撮ってあげる。ブログ書けば?」
とまで言われたらネタにしない手はない。
というわけで、初体験カレーパンの話でした。
ちゃんちゃん♪。

コメント
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