あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

夢のリゾートライフ

2016-02-07 | 日記
こうなればいいなあ、と思ったことは実現する。
それも自分が思っているよりも早く事は起こる。
やるべき時には周りが全て自分に協力してくれて、トントン拍子に事は進む。
自給自足を目指す生活をしている僕は、ニワトリを飼って卵をもらい動物性たんぱく質もある程度は自分のところでまかなっている。
今の家に移ってきて毎日湖を眺めて考えたのは魚を取れないかな、ということだった。
漠然とこんなところでカヤックで釣りなぞできたらいいなと思ったわけだ。
ボスのリチャードに話したら、彼のカヤックを貸してくれると。
そしてカヤックを取りに行ったら釣竿まで貸してくれた。
仕事の合間にスポーツ屋へ行きライセンスを買ってルアーなども買ったのが二日前のことだ。



昨日は仕事が夕方に終わり、一人でビールを飲んで飯を食ったら日が暮れた。
気持ちのいい晩だったので散歩がてら5分ぐらい歩き、友達に教えてもらった桟橋へ行った。
あまり期待することなく何回かルアーを投げて、景色に見とれ『美しいなあ』と思った時にあたりが来た。
あげてみると20cmぐらいの虹鱒だった。
鱒でもここには2種類いて茶色のブラウントラウトと背中が銀色でお腹が赤っぽいレインボートラウトがいる。
味はレインボーの方が旨い。
やったあ、明日の晩飯ゲット。
魚をぶら下げて帰る時には、すれ違う人ともちょっとした話をする。
自慢する気はないが、気分がいいのは間違いない。



次の日は朝早くの仕事だった。
朝5時に起きて、6時にお客さんを迎えに行き6時半には仕事が終わった。
これならひょっとして、と思いつつ昨日の桟橋へ行き再びチャレンジ。
魚が跳ねるのが見えたので、これはいいぞとワクワクしていたら来た来た来ました。
今度は昨日より少し大きいサーモンが釣れた。
サーモンはなかなか釣れず、トラウトより美味なのである。
早起きは三文の得、サーモンだけに三文の得とはこれいかに。
釣りをしてその魚を自分で食うのが長年の夢だったが、あっけなく実現した。
釣りは15年ぐらい前にやってあまりに釣れず断念したが、やはり釣れると楽しいし嬉しい。
こうなればいいなと思うことは実現する。
ただしタイミングというものも大切なのだ。





観光用のジェットボートが出始めて、ちょっと周りが騒がしくなったので一度家に帰り魚を置いた。
時間はまだ7時半、ちょうど朝日が当たり始めた頃だ。
風も無く波もおだやかなのでカヤックを引っ張り出し湖に出た。
カヤックから釣りというのが夢だったので、竿を持ってトライしたが思った以上に難しい。
魚がかかったらひっくり返ってしまうかもしれないな。
何回かトライしたが当たりはなし。
きっと自分が食べる分だけ釣れ、欲は出すな、ということなのだろう。
早々に釣りをあきらめ、のんびりカヤックで漕ぐ。
水の上から見る景色は普段と一味違い、これはまたこれで良い。
スタンドアップパドルをやる人もいる。
今日の仕事はあとは午後からなので充分時間はある。
仕事の合間にこんなことができるなんて、いやあ毎日が楽しいぞ。



さてこの釣り上げた魚をどうやって食べようか。
自分で手に入れた動物性たんぱく質である。
新鮮なので刺身でもよし。
シンプルに塩焼きもいいな。
塩焼きならば炭火焼きかな。
煙でいぶす燻製という手もあるし、ホイル包み焼きという選択もある。
こうやっていろいろ考えるのも楽しい。
そういえば、この前もらったニュージーランド産の日本酒『全黒』が残っていたな。
今晩は魚をつまみに日本酒をチビリといこうかな。
そんなことを考えて、にやけてしまうのである。
人生は楽し。
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