と言っても認知症状が改善されている訳ではありません。
自分で尿意や便意を訴えることは全くなく、オムツはいつでもしているのです。
「元気です」とは、夏の入院前よりも食事を自分で食べられるようになったことを言っています。
入院する前は最後まで箸を持って自分で食べることは出来ませんでした。
最後はいつも親父に食べさせてもらっていたのです。
ささやかなものかも知れませんが、自分で食べられることだけでも人間の尊厳は守られるものだと思いました。
親父も最近は食事中にテレビの方を向いていることが多くなりました。
ささやかですが、そのひと時に幸せを感じます。