妻はメールでノートに書いてあることを連絡してきましたが、母親の状態を一番悪くさせているのは脱水状態でした。
併せて気管支炎の兆候もありますし、心臓の働きが弱くなって胸水が少したまっているので体全体の活力が失われているのでした。
食べたり飲んだりが出来なくなったのはそのせいであり、その結果の悪循環で更に脱水症が重症化したようです。
昨日の日記には『老衰』と書きましたが、医師からそのような言葉は出ていません。
認知症がひどくなければ、自覚症状を訴えて処置を求めることも出来た筈です。
明日の点滴の予約表
今日処方された薬
3時間近くに及ぶ点滴を受けてからの帰宅は20時近くになってしまいましたが、それでもその後の食事はいつもより多目に食べられたようなので一安心しました。
思えば我が家は同居してからずっと母親の下劣で心ない言動に心を痛め、その後は多くの病気や怪我に振り回され続けてきました。
先の戦争で死んだ優しい自分の兄をいつまでも慕い続け、自分の夫をその兄と比較しては愚弄し、私の兄夫婦を鬼のような存在に仕立て上げたばかりか、遂には家の中に自分の居場所が無いと思うなりさっさと遠いところに行ってしまった母親を私は許しません。
母親の今の状態は、母親の今までの生き方に対する天罰かと思っていましたが、今になってみると私達への復讐のように思えてきました。
母親の過去の言動は私達夫婦の間に修復し難い亀裂を生み、私のあらゆるパフォーマンスを低下させた挙句、職場の仕事に対する気力も集中力も奪おうとしています。
私は妻に対しても、また会社にも顔向けが出来ませんし、追いかけていた夢すらも失いかけています。
実に恐ろしい人間です。。