9月26日の記事の続きです。一番最初のそら豆の種子の冷凍処理品の発芽実験で、播種後11日目の9月24日に、70パーセント以上の発芽を確認しましたが、その2日後の26日に新しい芽先の部分的な壊死と壊死部分の黒化が発生しました。この事象が冷凍処理が原因によるものかどうかを判断するために追加の試験を行っているところですが、壊死は新芽のところに発生し種そのものや根にまでは及んでいないことから、発芽試験はひと区切りし地植えに切り替えて経過を観察することにしました。
発芽試験に使っている育苗トレイの底の状態です。そら豆の根がトレイの格子の間からびっしりと出ています。
壊死した部分の脇から新しく出ている葉には壊死がないようです。
地植えに切り替える前に正確な発芽率と株全体の様子を確認しました。
発芽していない種はこれのみでした。これは試験で播いた48粒中の1粒ですから、発芽率は97パーセント以上ですので、冷凍処理は発芽率そのものへの影響はないと判断できます。
後からの発芽試験の結果で、今回の芽先の壊死が急激な気温変化など冷凍処理に関係のないことが原因と判断でき、又、地植えにしたものの生育に異常がなければ、そら豆の種の冷凍処理品をソラマメゾウムシ対策品として出荷することが出来ますが、どうなるでしょうか。